あなたはシェアハウスにどんなイメージをお持ちですか？知らない人たちとの「ひとつ屋根の下」での共同生活は、新しい出会いへの期待や集団生活に馴染めるかの不安など、様々あるかと思います。また、社会人がシェアハウスに住むこと自体、実行するのが中々難しいのでは？と考えていらっしゃる方も多いでしょう。今回は社会人の方向けに、シェアハウスの魅力や予備知識を一挙にご紹介します！
まずは知っておこう！シェアハウスの基礎知識
シェアハウスとは、自室以外で共有スペースがある賃貸住宅を指します。共有スペースは、リビングやキッチン、浴室、トイレなどです。最近では、国際交流、趣味、ライフスタイルなど、入居者の目的や特徴に合わせたコンセプトシェアハウスも登場し、社会人同士が集まるビジネスパーソン向けの物件もあります。その他にも、内装やインテリアがオシャレなこだわりの物件もあり、その多様性に注目が集まっています。まずは、シェアハウスを知るきっかけとして、基礎知識を身に付けましょう。
シェアハウスのルーツ
1990年代に、日本で働く外国人向けの「外人ハウス」が生まれます。連帯保証人という、日本独特の契約形態がハードルとなっていた外国人向けにこの共同住居の需要が浸透し始めました。その後、バックパッカー帰りの日本人や就労外国人が共同生活を行う「ゲストハウス」が増えていきました。2009年頃から、「シェアハウス」という言葉が日本で登場し始め、それまでのゲストハウスに代わる形で、この言葉がメディアでも使われるようになりました。
シェアハウスとルームシェアの違い
名前の通りですが、シェアハウスは一軒家をシェアすることで、ルームシェアは部屋をシェアするという点で大きな違いがあります。当然、住居の規模が違いますので、住む人数も異なります。また、ルームシェアは基本的に住人が同居人を募集しますが、シェアハウスの場合、運営事業者が募集や審査を行います。
シェアハウスのユーザー層
中心となる年齢層は、20代～30代前半の若年層です。男女比は4：6で女性が多い傾向です。独身の社会人や学生などをターゲットにした物件も多く、若い世代を中心に人気があります。また、40代や50代からシェアハウスに住む人も増えていて、高級感を求めた大人向けのシェアハウス物件などもあります。その他にも、シングルマザーや高齢者専用物件もあり、多種多様なニーズに応えるのが現在のシェアハウスの形になっています。
シェアハウスに住むメリットとは？
シェアハウスに住めば、一人暮らしでは得られないメリットが沢山あります。ここでは、その一部をご紹介します。
費用面について
シェアハウスのメリットの一つとして、賃貸アパートと比較した際に敷金や礼金が不要のケースも多く、初期費用が抑えられる点や、家賃、食費、光熱費なども割安になります。シェアハウスの一ヶ月の家賃相場はおおよそ4～5万円で、内訳は家賃＋共益費となります。他に契約時に必要な費用として、デポジット(保証金)が1～3万円、事務手数料が5000円～1万円です。つまり、契約時に掛かる費用も、一般的な賃貸よりも格安なことが分かります。また、家具や電化製品など備え付けのものがある場合が多いので、引っ越し費用なども大幅に抑えることができます。こちらの記事では、社会人の家賃平均や引っ越しの必要経費等記載されていますので、シェアハウスとの比較対象として参考にしてみて下さい。
《参考》高い？安い？社会人の家賃平均は月収のどのくらい払っているか？
新しい友達ができる
仕事の人間関係から離れ、気兼ねなく話せる友達ができる点もシェアハウスのメリットの一つです。特に社会人になってからは、一から友達を作る機会が減っていきますので、シェアハウスは新たな出会いの場ともなります。
色々な考え方を共有できる
社会人同士の入居者であれば、会社での悩み相談や仕事関係の話ができ、一人で悩みを抱え込むよりも解決の糸口が見つかりやすくなります。また、会社外の人と話すことで気持ちが楽になり、新たな刺激をもらえるなど、視野が広く持てる点も大きなメリットです。
お互いに助け合える
友達や仲間ができたら、是非お互いに助け合える関係性を構築しましょう。特に、留守中の荷物の受け取りや買い物の代行、緊急時の連絡・対応など、いざ、自分が困った時に協力し合える相手がいることは集団生活においてのメリットといえます。
清掃業者が掃除をしてくれる
少々家賃が高いシェアハウスでは、外部の清掃業者を雇って掃除を委託している場合もあります。同居人との当番制の場合、掃除の質に差が出たり、その日に出来ない・忘れてしまう人が出るなどのデメリットが考えられます。また、忙しい社会人にとって、掃除の時間が省けることは大きなメリットになります。
シェアハウスに住むデメリットとは？
集団生活をする上で、人や考え方も様々存在します。その中で発生するデメリットについてもしっかりと知っておきましょう。
価値観や常識の違い
人それぞれ、育った環境や境遇の違い、考え方も違う中で、少なからず価値観や常識のズレが生じます。共有スペースの使い方一つとっても、お風呂やトイレ、台所など自分の常識が他人からすれば非常識になる場合もあるでしょう。また、性格の合わない入居者とうまくいかない場合もあります。
活動時間帯が異なる
入居者の職業やライフスタイルによって、活動時間帯が異なるケースも少なくありません。例えば、夜型の人は遅い時間帯まで起きているので、物音が気になってしまうことがあります。寝るのが早い人や、出勤時間が朝早い人にも配慮する必要があります。
一人になれない
時には落ち込んだり、一人でまったりとした時間を過ごしたいこともあるでしょう。シェアハウスは、常に誰かしら人がいる状況になるので、自室以外で人と顔を合わせる機会も必ずでてきてしまいます。どうしても一人になりたい時は外出してみたり、その旨を入居者に伝えることも必要です。
友達や彼女を呼びづらい
シェアハウスの規模やルールなどによっても異なりますが、基本的にはお互いに気を遣うケースも多いので、あまり頻繁に呼ぶことはできない場合が多いでしょう。
社会人におすすめのシェアハウス物件
シェアハウスにも、様々なタイプがありますので、こちらでは社会人に最適な物件のご紹介を致します。
物件選びのポイント
まず、一番大切なポイントは運営事業者が信頼できるかという点です。トラブルなどの場合も管理体制や対応がしっかりとした運営事業者を選ぶことが重要です。また、共用部分の設備や運用ルールの確認、料金設定といった部分は、入居後に不満が出てこないように、事前に細かく確認していきましょう。
部屋の種類
シェアハウスにも様々なタイプの部屋がありますので、自分のライフスタイルや好みに合わせて選んでいきましょう。
- シングルルーム
完全個室で、プライベートが確保できるタイプの部屋です。荷物など置くものが多い方に適しています。仕事疲れでゆっくりと休みたい社会人の方にはこのタイプがおすすめです。 - ドミトリー
複数人で1室を共有するタイプの部屋です。個室よりも料金などが安いことが特徴ですが、プライベートを確保するのが難しいことやセキュリティ上の問題はあります。出会いを求めて、共同生活に抵抗がない方には最適です。 - セミプライベート
複数人で共有するタイプですが、仕切りがあり、半個室でプライベートが確保できるタイプの部屋です。
シェアハウス物件を扱う不動産
「夢を追いかけている皆さんを応援したい！」というコンセプトの下、女性の入居者にも配慮したおすすめのシェアハウス不動産ポータルサイトです。勿論、男性専用の物件もあり、デザイン性や設備にもこだわりのある物件を多数扱っています。「新生活はシェアハウスで」とお考えの方には非常におすすめのサイトです。
下記の紹介動画からも部屋の雰囲気や設備などご覧頂けます。
シェアハウスで国際交流
シェアハウスの中でも、外国人の受け入れを積極的に行っている物件も増えています。外国語を学ぶ機会が欲しい社会人の方は是非、参考にしてみて下さい。
外国人が多いシェアハウスの特徴
外資系企業の社員や英会話講師など日本に働きに来ている方や、語学留学生も多いので、お互いの言語を学ぶ機会が得られます。また、ハウスパーティや海外の料理など海外文化に触れる機会も多いので、さながら留学気分を味わえることも魅力の一つです。
外国人が多いシェアハウスの注意点
文化の違いを理解するという点は、国際交流において、重要な点となります。食事や掃除、物の使い方など日本人同士以上に気を遣う場面もでてきます。私たちが海外の文化に戸惑うように、外国人も日本の文化に慣れていない方もいます。コミュニケーションをしっかりと取ることが、相互理解において重要になるでしょう。
国際交流ができるシェアハウス物件を扱う不動産
ボーダレスハウス
入居者の半数は外国人という、国際交流を前面に押し出したシェアハウスです。欧米圏、アジア圏など国籍も幅広く、比率も分かれているので偏りのない交流ができる魅力的な物件が多数紹介されています。
コンセプトシェアハウス
普通のシェアハウスにもメリットは沢山ありますが、「もっと気の合う仲間を探したい！」という方におすすめです。コンセプトシェアハウスとは、共通の趣味や職業の人達で集まるシェアハウスで、一番の特徴はその名の通り、物件ごとに「コンセプト」が明確になっている点です。趣味、ビジネス、異文化交流以外でもジャンルは様々増えてきています。
コンセプトシェアハウスのポータルサイト
こちらのサイトでは、同居人募集中のシェアハウスを探すことが可能です。募集する人がコンセプトを投稿して、共通の目的の仲間を集めるといったシンプルなシステムです。好きな分野で新たな人脈が作れることはワクワクしますよね。
シェアハウスが舞台のドラマ
近年のシェアハウス人気に一役買ったドラマをご紹介します。タイトルは聞いたことがあるけれど、実際に見たことがない方も、これをきっかけに是非一度観てみては如何でしょうか。
テラスハウス
2012年から2014年にかけて放送された、男女6人が共同生活する様子を密着したリアリティ番組です。シーズン毎で入居者の入れ替わりがあり、それぞれの友情、恋愛、挫折など人間ドラマが繰り広げられます。その後も映画版や続編なども放送された人気番組です。この番組を見て、憧れのシェアハウス生活を思い描くのもいいかもしれません。
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2012年～2014年に放送されたTV版の最終回以降を映画化した作品です。当時からの番組ファンは必見です。
現在は続編として「TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS」がNetflixやFODで配信中です。
まとめ
ここまで読んで頂き、あなたのシェアハウスに対するイメージは変わりましたでしょうか？多様化する生き方が許容される現代では、シェアハウスに対するユーザー側の様々なニーズがあり、それに応える物件も多数あります。自由な生き方を選択できる社会人だからこそ、思い切ってシェアハウスで新生活を見つけてみるのもいいかもしれません。
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