大人になってからはじめる趣味に最高! サックスの情報まとめ

大人になってからはじめる趣味に最高! サックスの情報まとめ 大人の嗜み

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子供の頃には買ってもらえなかった、昔やってたが卒業してやめてしまった、昔から憧れていたけどやったことがない・・・などなど、いろいろな理由で、大人になってから趣味として楽器を始めようと思い立つかたは数多くいらっしゃると思います。

このページでは、そんな方々にオススメの楽器「サックス」の魅力を紹介し、まったく未経験の初心者が、実際にはじめるまでに気になることをまとめ、新しい一歩を踏み出すみなさまを応援します。

大人になってからはじめるには最高の楽器!サックスのとっつきやすさ

大人になってからはじめるには最高の楽器!サックスのとっつきやすさ

大人になってから趣味として始める楽器としていちばん人気なのは、「ピアノ」や「ギター」という調査があります。(株式会社イードプレスリリースより)

ただ、「ピアノ」や「ギター」はあまりにもポピュラーで演奏できるヒトも多いため、新たに始めることを考えるといまひとつ盛り上がりません。

バイオリンなどの弦楽器や、トランペットなどの管楽器には多くの人が憧れますが、「音が出ないかも・・・」「まともに演奏できるようになるまでにすごく時間がかかるのでは・・・」という不安があります。

そこで、超オススメなのが「サックス」です!

初めてでも音は出せることが多く、ヒトに聞かせられるレベルに達するのに1年ぐらい、という説もあります。また、学校で慣れ親しんだ「リコーダー」と指の動かし方がよく似ています。

一番人気の「アルトサックス」

サックスは、主に大きさによって9種類以上に分類される場合がありますが、有名なものは以下の4種類です。小さいものから順に、

  • ソプラノサックス
  • アルトサックス
  • テナーサックス
  • バリトンサックス

小さいほど高い音が、大きいほど低い音が出ます。「アルトサックス」が大人の女性の声に、「テナーサックス」が大人の男性の声に近い高さの音が出ます。

サックスとしての歴史が一番長く、もっとも人気が高いのが「アルトサックス」です。その次に人気なのが「テナーサックス」ですが、一回り大きくなるため、初心者の扱いやすさでは「アルトサックス」に軍配が上がります。

もちろん、憧れのアーティストや、演奏したい曲で決めるのが、一番正しい決め方です! 自分の気持ちが一番アガるものを選びましょう。

ジャンルは幅広、ソロでもバンドでもOK

「サックス」が主役になる音楽として最も有名なのは「ジャズ」です。どちらかといえばしっとりした大人の雰囲気で「コルトレーン」や「ジャッキー・マクリーン」が代表的です。

しかし、ジャズだけでなく、吹奏楽などのバンド演奏にもマッチしますし、ポップスやクラシックの曲が演奏されることも多くあります。ロックバンドでもサックスが入った編成はプロからアマチュアまで多くあります。

主旋律のメロディを奏でる楽器として使えるため、ボーカルのかわりに入れれば、ジャンルを問わず「サックス」を使えることになります。

よって、ソロでも、バンドでも、アンサンブルでも、セッションでも、オールジャンルで使える楽器と言えます。

同世代がわんさか、趣味の友だちを増やせ!

社会人になってから始める20代後半の方も多くいますが、最近増えているのが、50代60代から初心者としてチャレンジするパターンです。

たとえば、こんな動画も話題になっています:
「還暦を過ぎた親父のアルトサックス練習日記」

年甲斐もなくアルトサックスを・・・2-2

タイトルから推測するに60代男性です。クルマの中で演奏しているところに哀愁が漂います(笑)

同じ音楽教室や同じレッスンに通っているヒトと友だちになってバンドを組むことも十分できます。同じ趣味を持った仲間を増やしましょう。

買うならどのメーカー? 初心者にオススメの楽器選び

買うならどのメーカー? 初心者にオススメの楽器選び楽器を始めようと思ったら、避けて通れないのが楽器選びです。

「サックス」はどういうことに気をつけて選んだらよいのでしょうか。

まずは、サックスの代表的メーカー3社を紹介します。

ヤマハ

日本での圧倒的なシェアと信頼感があります。

初心者は、とりあえずヤマハのエントリークラス(初心者向けの一番安価なタイプ)を選ぶのがよい、という意見が一番多いです。無難で後悔が少ない、ということですね。予算は10万円前後です。

もちろん、プロレベル・高価格帯のヤマハ製サックスもあります。

セルマー

フランス発祥の歴史あるメーカーです。サックスメーカーの王様とも言われるだけあり、数十万円といった高価格帯の商品が多く、初心者にはちょっと手が届かないかもしれません。

ヤナギサワ

明治29年創業の老舗メーカーです。戦後、サックスの製造を始め、世界的に有名となりました。

いまも東京都内の工場で生産されており、輸入品の「セルマー」よりはお得感があるためか、「ヤマハ」ユーザーと差別化したい層にも人気です。

職人が一本一本ハンドメイドで作っていることから、高価格帯のラインナップとなっています。

安価なサックスメーカー

この3社の他、3万円程度の価格帯からラインナップがある、メーカーやブランドが20社以上あります。

「初心者だから安いのでいいや。」と買ってしまうと後悔することになる、と警告する意見も、数多くありますので、むしろ初心者だからがんばっておカネをかける、という発想をしたほうがよいでしょう。

安価な商品を買って、マウスピースやリガチャーなどの部品を取り替えるような楽しみ方もありますが、自分で感触を確かめながら楽しめる、中上級者向けと考えましょう。

初心者は教えてもらおう! オススメのスクールレッスン

初心者は教えてもらおう! オススメのスクールレッスン

おカネがないのでまずは独学で・・・という考えもありますが、初めて吹いてみる導入の段階では、うまいヒトに教えてもらう、つまり、教室に行ったりレッスンを受けたりするのがオススメです。

どんなところに通うのがよいのでしょうか。

ポイントは「通いやすさ」

スクールレッスンを選ぶ一番のポイントは「通いやすさ」です。

楽器を習う場合、たとえば週1回、半年なり1年なり、まとまった期間通い続けることになります。通勤のついでや自宅近隣など、普段の生活の行動範囲にできるだけ近いことが、特に初心者の間は超重要です。三日坊主にならないようくじけずに続けることが上達の近道だからです。

ヤマハ/大人の音楽レッスン

サックス | ヤマハ大人の音楽レッスン【公式サイト】
国内トップの楽器メーカーが展開する音楽教室です。

ヤマハの店舗や拠点とともに全国展開していますので、自分の生活圏にあるかどうか、まずは検索してみましょう。カリキュラムは全国共通で歴史あるメーカーが積み上げた実績を期待できます。

料金は、月3回のグループレッスンで7,500円から、となっています。

EYS

サックス教室・サックスレッスンはEYS音楽教室

なんと!楽器を無料でプレゼントしてもらえます。

前述のヤマハとの差別化が意識されていて、オーダーメイドのカリキュラムと半年後のライブ出演達成を打ち出しています。

料金は、1回3,100円~、となっていますが、コースやテキストなどにより細かく変わりますので、自分の場合いくらになるか、きちんと説明を受けましょう。教室は東京都心を中心に展開していますが、通える範囲にあったら、体験レッスンに行ってみましょう!

島村楽器 音楽教室

サックスコース 音楽教室-島村楽器
楽器屋さんが、音楽教室を運営していることが多く、このパターンで全国に展開しているのが「島村楽器」です。基本的に楽器屋に併設されているので、ショッピングモールやデパートにあることが多く、通いやすさが期待できます。

料金は、グループレッスンで月8,640円~、となっています。

個人のレッスンや音楽教室

上級者が個人的にレッスンをしているケースは数多くあります。情報が得にくいのが難点です。

最初は、情報が多く出ている大きなところに通って、友だちをつくり、仲間からのクチコミで探すのがオススメです。どちらにしろ、お互いに通える範囲に住んでないとレッスンが受けられませんので、めちゃめちゃローカルな情報で相性のいい先生を見つけちゃいましょう。

音楽を趣味にするなら不可避! サックスの防音対策

音楽を趣味にするなら不可避! サックスの防音対策楽器の趣味に共通の悩みが「防音対策」です。音を出せば近所迷惑になりかねませんし、初心者だから恥ずかしいです。かといって、音を出さないと気持ちよくありませんし、上達も遅れていきます。

特に、サックスは音が大きく、音量がおさえにくい楽器と言われています。

悩ましい防音対策をまとめます。

コスパ最強! カラオケボックス

カラオケボックスは、都会、田舎、駅前や郊外をとわず、全国どこにでも、たくさんあります。深夜まで営業していることも普通です。1人だとみんなでカラオケするよりは高くなりますが、1時間たっぷり練習しても数百円となると、オトクです。しかも飲食可能で注文取り寄せでき、リラックスして練習できます。

スタジオとは違い音響設備がなく、周りの音がまる聞こえなのがデメリットですが、いつでも安価で思い切り音を出せる空間は貴重です。念のため、楽器練習OKかどうか、事前にお店に聞いておきましょう。

防音室

自宅に防音室を置く、という方法があります。

一番有名なのが、ヤマハ社の「アビテックス」です。

スペースと費用を確保しなければならないので、ハードルが高いです。

「アビテックス」でも、本体価格が58万円から200万円程度、加えて設置費用がかかります。(参考:防音室・調音パネル – 製品情報

サックスの場合、1人立てるスペースがあればよいため、狭いタイプでよいので、比較的安く済みます。打楽器などと異なり、振動の心配もほとんどありません。

ただし、完璧に音漏れ無し、というわけにはいかないようです。スペースや費用にめどがたつ方は、見積もりをとって説明を聞いてみることをオススメします。

だんぼっち

その名の通り、段ボールでできた防音室です。組み立てや折りたたみができて設置工事の費用がかかりません。

価格は、7万円から10万円程度で、「アビテックス」と比較すると桁違いの安さです。防音性能は高価なものに劣りますが、自宅の環境によってはこれでご近所対策は十分、という場合があるでしょう。

スタジオレンタル

王道は、スタジオを借りることです。

バンド演奏の練習のために作られているため、音響設備がしっかりしており、堂々と思い切り音が出せます。カラオケボックスほど数が多くないことと、少なくとも数人のバンドで演奏できるようになっているため、1人には広めで料金が高いことがデメリットです。

ただ、個人練習用の料金を設定しているところがあり、カラオケボックスに近い費用で利用できることがあります。

自宅や職場の近隣にあるスタジオを一度はチェックしておきましょう。

ミュート、タオル掛け

ほとんどの楽器に存在するのが「ミュート」と呼ばれる、取り付けて音を小さくするアクセサリーパーツです。

アルトサックスのミュート  は一般的にはまるい形で大きく口があいた空気の出口のところに取り付けます。

楽器を問わず、その性能はあまりよくは感じられず、つまり、期待ほど音が小さくなりません。加えて、サックスは人間の声に近い音の高さであるためか、小さくても聞こえやすい傾向があります。

このサックスの「ミュート」のかわりに、タオルを丸めて詰め込む、という原始的な方法も有名です。タオルなら買わなくてもよくおカネがかかりませんので、一度試してみる価値はあります。

e-Sax

このミュートの課題を解決すべく、サックス専用に開発されたのが、「e-Sax」という商品です。

楽器をすっぽり包み込むケースのようなものに入れて、その中に手を突っ込んで演奏します。

この構造で出る音が小さくなります。イヤホンやパソコンにつないで音を出すことが可能です。(参考:e-Sax解説ページ

ただし、スタジオで吹くのと同じぐらい気がねなく、というわけにはいかない音量が出ます。また、長時間演奏すると、重かったり吐き出す息で少し熱くなったりするところが、デメリットです。

聴いて盛り上がれ! サックスの名手・名曲

聴いて盛り上がれ! サックスの名手・名曲サックスを使っていることで有名なアーティストやバンドを、ほんの一部ですが、紹介します

ジョン・コルトレーン(John Coltrane)(Wiki)

一番有名なのは、「Say it」という曲で、聞いたことがあるという方は多いです。

John Coltrane (ジョン・コルトレーン) Say it

バラード」というアルバムの中におさめられています。1960年代を象徴する、しっとりとしたジャズバンドの主役として、サックスが際立ちます。

ジャッキー・マクリーン(Wiki)

コルトレーンと同世代で活躍したアルトサックス奏者です。いちばん有名なのは「レフト・アローン」という曲でしょう。この曲をストーリーに取り入れた「キャバレー」という小説が日本で映画化されており、聞いたことがある方が多いです。

Cabaret 劇場予告

マル・ウォルドロンの「レフト・アローン」というアルバムにおさめられています。

「ケアレス・ウィスパー」ワム!

1980年代、アメリカだけでなく日本でも大ヒットしたのが、「Wham!」というアーティストの「Careless Whisper」という曲です。80年代洋楽好きなら、カラオケの定番曲にしている方もいるかもしれません。

ワム(ジョージマイケル) ケアレスウィスパー

曲の冒頭から、泣かせるサックスが流れてくるので、サックスで演奏する曲としても人気があります。

ザ・ファイナル」というWham!のベスト盤におさめられています。

created by Rinker
ソニーミュージックエンタテインメント

チェッカーズ

同じく80年代に日本で大ヒットしていたのが「チェッカーズ」です。ボーカルの藤井フミヤの弟の藤井尚之が、サックスをもってメンバーに入っていました。サックス人気を盛り上げたアーティストと言えます。

藤井尚之のサックスが大フィーチャーされているのが「ジュリアに傷心」という曲です。

THE CHECKERS ジュリアに傷心 HD

毎日!!チェッカーズ」というアルバムにおさめられています。

まとめ

大人になってからはじめるのに超オススメの楽器「サックス」について、その魅力、買い方、レッスンや防音対策までを、ご紹介しました。これを機にサックスをはじめてみようと思っていただけたら幸いです。

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