あなたは意味を理解して『刺さる』という言葉を使っていますか?│日常会話からビジネス用語まで紹介していきます

刺さるって言葉を理解してますか ビジネスマナー

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「この映画の内容は刺さったわ」「◯◯の提案は刺さった!」など日常会話からビジネスシーンなど幅広く使われており、一度は耳にしたことはあると思いますが、改めて考えてみると『刺さる』とは一体どういう意味なのかと疑問に思ったことはありませんか?今回は『刺さる』についての意味まとめていきたいと思います。

刺さるの意味とは

刺さる 意味

言葉の通り、刺さるの意味とは『先の尖ったものが別の物に突き立つ』ことを意味しています。

・薔薇のトゲが指に刺さった
・髪の毛を切ったあと、服に髪の毛がついててチクチク刺さる

この意味だけだと、日常会話の中では使われると思いますが、ビジネスシーンでの会話では使われないのでは?と思われる方もいるかだろうと思います。ただ、刺さるにはもう一つの意味があります。その意味を次から説明していきたいと思います。

『刺さる』今では現代新語としても使われている

三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語 2015」

刺さるには他の意味ももっていて、日常会話で使う『刺さる』の意味は「共感・感動」などの意味として使われています。ビジネスシーン『刺さる』の意味は先程の「共感・感動」以外にも「響く」などの意味として使われています。もともとの意味は別に新たに意味を持つことになった『刺さる』は若者やネット民を中心に使われていた結果、2015年に「三省堂 辞書が編む人が選ぶ『今年の新語』2015」で見事トップ10入するほど注目された言葉になります。2020年の今では老若男女問わず日常会話を始め、ビジネス会話の中でも普通に使われるようになっています。もともと使われていた意味とは異なり比喩的に使われるようになったと考えていただくと良いでしょう。

日常会話『刺さる』の使用例をまとめました

刺さる 日常会話まとめ

『刺さる』を日常会話で使った場合をいくつか考えてみました。聞いたことある、使ったことがあると「共感」してもらえると嬉しいです。

①今話題の映画を見たけど、あのシーンは自分に置き換えて見るとより刺さる
②あの有名人が話す内容は心に刺さる
③自分が今まで聞いた中で一番刺さった曲だった

これら例文で使われた『刺さる』、『刺さった』などを「共感・感動」に置き換えて見ても、文章として成り立ちますね。例えば例文①でいうと、自分に置き換えて見るとより「共感」できるというようになります。こうしてみると、これまで『刺さる』を使わずに話していた内容も、すんなりと取り入れて使えそうなイメージが湧いてきますね。

ビジネスシーン『刺さる』の使用例をまとめました

刺さる ビジネスシーンまとめ

『刺さる』をビジネスシーンで使われる会話で使った場合をいくつか考えてみました。こちらも聞いたことある、使ったことがあると「響く」ような例文をまとめていきます。

①この提案はお客さんに刺さっただろう
②社長から直々に今後のことを真剣に話してもらえて刺さらない訳がない
③周りから言われて改めて気づいたこともあったし、いやー刺さったなぁ。

こちらも例文で使われる『刺さる』などを「響く」に置き換えて見てみましょう。例えば、例文①で見ていくと、この提案はお客さんに「響いた」だろうな。という形で文章として成り立ちますよね。日常会話と、ビジネスシーンごとでそれぞれ分けて例文を作りましたが、どちらの場合でも『刺さる』は会話の中で使えそうですね。ぜひ、これまで使っていたものと置き換えて『刺さる』を取り入れてみましょう。

『刺さる』キャッチコピーの代表例を紹介します

刺さるキャッチコピー

キャッチコピーを作る際にも『刺さる』内容を盛り込んでおくことで、消費者や企業に対してかなり印象を強く残せるようになります。改めておさらいとして、『刺さる』は「共感」であったり、「感動」、「響く」などの意味合いで使われるとお伝えしてきましたが、『刺さるキャッチコピー』とは一体どういったものなのか、皆さんの印象にも残っているであろう企業のキャッチコピーを紹介していきたいと思います。

キャッチコピーには大きく分けると2種類ある

キャッチコピーと言っても、どのようにして消費者、ユーザーへ届けたいのかという内容によって方法が変わってきます。

①特定のターゲットに対して、発信を行い売上に繋げるための方法(レスポンス型)
②人が大勢いるところなどで発信する方法(ブランド訴求型)

この2つのどちらに対して刺さるようなキャッチコピーを作っていくかというのを意識・明確にしておくことが必要になります。ではそれぞれの意味と代表的な例を見ていきましょう。

レスポンス型の刺さるキャッチコピー

レスポンス型のキャッチコピーは「興味・関心」を持ってもらい「買ってもらう(契約)」まで繋げるためを目的としています。これはビジネスメールを送る際にも活用できるので覚えておくととても便利だと思います。

・理想の体型に近づけながら、お肌をキレイにする方法
・あなたは採用面接でこんな間違いをしてませんか?
・売上成績が低かった営業マンが”たった一つ”変わっただけでトップセールスマンになった方法とは?

ビフォーアフターがわかりやすくまとめられているだけで、興味がある人(顕在層ともいう)にとっては『刺さる』キャッチコピーになると言えます。

ブランド訴求型の刺さるキャッチコピー

ブランド訴求型のキャッチコピーは見てもらった人にイメージを持ってもらうための方法で、その広告を見てもらって商品やサービス、または会社に「興味・関心」を持ってもらうことを目的としています。

・ぜんぶ雪のせいだ(JR東日本「JR SKISKI」)
・技術の日産(日産自動車)
・「お、ねだん以上」ニトリ(ニトリ)
・新製品が安いケーズデンキ(ケーズデンキ)
・あったらいいな をカタチにする(小林製薬)
・インテル入ってる(インテル)

全部見たことある、聞いたことあるものだと思いますが、それぞれの会社の特徴をわかりやすく主語にしたキャッチコピーとなっていますね。見た人がいろんな意味合いで捉えてもらえるようにしていることもポイントになります。だからこそ様々な人に対して『刺さる』キャッチコピーになったのだと思います。

普段から『刺さる』を使ってみたり考えたりしよう

刺さる まとめ

日常会話からビジネスシーンでどのようにして『刺さる』が使われているか、イメージができましたでしょうか?普段の会話から使ってみてはいかがでしょうか。また知っていた方も、改めて見ると「なるほど!」と改めて共感してもらえたなら私も嬉しいです。昔から使われていた言葉の意味の意味を持ちながら、新しい意味合いになる日本語は難しい反面、面白いですよね。他にも今回紹介した『刺さる』のような言葉を紹介していきたいと思います。

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