いざ英会話を学びたいと思い立っても、何が自分に合っているのか、自分の英語力や住んでいる場所にぴったり合った英会話教室は、どうやって探したらいいのか、初心者のうちはとても迷います。いろいろな教室のホームページをみていても、それぞれの特徴をアピールするだけなので、トータルで自分にとって何がよいのかはなかなかわかりません。
今回は、マンツーマンで英会話を学びたい初心者のために、そのパターンを４つに分けて紹介します。
きっちり学べる？！ 大手英会話教室
まずはこれに当たる？ 大手の英会話教室のメリット・デメリット
英会話をやってみようと思っていなくても、電車の広告などで目にするのが、いわゆる大手の英会話教室です。大手の英会話教室のメリットは、駅近など便利な場所にあって、通う場所の選択肢がとても多いことです。多くの場合、週に1回から2回のペースで半年から1年ぐらい通わなければなりませんので、場所の選択肢が多いことはとても重要です。
また、統一されていて実績のある教材が準備されていることも魅力です。カリキュラムが段階に応じて定められていることも多く、何を選んだらよいかわからない初心者には大きなメリットです。
デメリットは、高いことです。レッスン1回あたりの費用が8,000円前後になることも多く、のちほど紹介する他のパターンに比べて割高です。しかも、半年から1年ぐらいの契約で前払いとなることが多く、一気に50万円前後の出費となることもあり、それなりの覚悟が必要です。
探し方は難しくありません。自宅や通勤ルートなどを考えながら、通いやすい感じのところをいくつかピックアップします。「マンツーマン」と大きく書かれていない場合でも、ほとんどの大手英会話教室は、マンツーマンのレッスンも、複数人でのグループレッスンも両方やっています。
無料の体験レッスンが必ずありますので、申し込みましょう。いきなりネイティブの外国人と会話させられるかもしれませんが、めげずに勇気を出して行ってください。体験レッスンを受けて実際の雰囲気をみて、料金やシステムなどの説明をたっぷり聞いてください。（説明は日本語なので大丈夫です）多くの場合、数十万円の出費になりますから、後悔しないよう慎重に決めてください。
大手英会話教室でのオススメ
■Gaba（ガバ）
マンツーマンの英会話教室として一番よくみかけるのが「Gaba（ガバ）」です。全国にかなりたくさんあるので、最寄りの教室（ラーニングスタジオ）を見つけてみましょう。
レッスンの内容に対して、比較的柔軟に要望を聞き入れてくれます。また、スマホで予約・キャンセルができる機能が整っており、スケジュールの都合が日々変わるような仕事をしていても、レッスンの時間を柔軟に変更できます。
■Berlitz（ベルリッツ）
「Gaba」と並んでよく比較されるのが、「Berlitz（ベルリッツ）」です。「Gaba」に比較すると、きっちりと厳格でアカデミックな印象があります。「Gaba」はパーティションがあるだけのオープンスペースでレッスンが行われますが、「Berlitz（ベルリッツ）」はきちんと壁で区切られた個別の部屋でのレッスンとなります。また、講師は同じヒトが続かないようにスケジュール調整されます。
レッスン内容は全世界統一で信頼感があります。難易度は教材に対応して15段階程度に統一されており、最初に英語で面談をしてレベル判定がなされます。「Gaba（ガバ）」のような要望に応じての変更対応は基本的にありません。ビジネス向けや留学向けなどコースの選択肢はいくつかあるので、自分の学びたいものを選べます。
■NOVA（ノヴァ）
「駅前留学」などのキャッチコピーで有名になったのが、「NOVA（ノヴァ）」です。一時期、経営危機などが報じられましたが生き残っています。
いわゆる「ポッキリ価格」を打ち出す戦略で、入会費やテキスト代などが無料です。マンツーマンであれば、「2万円ポッキリ」の月謝制を打ち出しており、費用の安さが魅力です。
カフェで外国人とリアル英会話！ プライベートレッスン
外国人とプライベートレッスンすることの、メリット・デメリット
最近すっかり定着してきたのが、外国人とカフェなどで落ち合って、プライベートレッスンを受けることです。個人に個別におカネを払うことになるため、大手よりも割安です。1回あたりのレッスン代は、1時間2,000円ぐらいから、プロ講師であっても5,000円ぐらいが相場となるようです。
個別に依頼する形ですから、うまく約束すれば職場の近くまで来てもらうことも可能です。実際、都心の大きなオフィスビルでは、1階や地下にあるカフェでプライベートレッスンをしているヒトたちをよく見かけます。
デメリットは、教材や話す内容をこちらで用意する必要があることです。「英会話を楽しみたい」「リハビリしたい」あるいは「（会話力が落ちないように）キープしたい」という中上級者ならまだしも、初心者にとっては話しの内容を考えなければならないことはかなりのプレッシャーです。また、講師の当たり外れというか、合う／合わないがあることは事実です。講師の質の見極めが１００％自己責任になります。
以前は知り合いの紹介で探すぐらいしか手がなかったのですが、いまは講師探しのためのWebサイトがたくさんあります。講師のプロフィールやレッスン代も比較できますし、ヒトの多いカフェで会えばそれほど怖い感じもありません。
英会話を教えてくれる外国人の探し方
■MY-先生ドットコム
講師の登録数が比較的多く、紹介料（2,000円で２名、3,000円で５名）をサイトに支払うが、講師との費用は個別交渉です。
■ネイティブ先生ドットコム
紹介料（3,910円）を支払うと５人まで紹介してもらえます。レッスン代は講師との個別交渉となるサービスです。
■英会話NOW
スマホアプリで先生を探します。レッスン代は「英会話NOW」のアプリで表示され、サービス内で支払う形です。
■flamingo
「flamingo」は、関西で比較的強い先生探しサービスです。レッスン代は先生毎にそれぞれ表示されており、サービス内で支払う形です。
激安英会話教室！ スカイプ英会話
スカイプなどネット・オンライン英会話を学ぶメリット・デメリット
スカイプなどのオンラインで、つまり、TV会議（TV電話）システムを使って英会話を教えてもらう形式です。メリットは、なんといっても安いことです。1レッスン100円（！）という価格もめずらしくなく、先生と会って話す形式と比べると、文字通りケタ違いの安さです。
講師がどこに住んでいてもレッスンが可能なため、人件費が安くて英語が公用語であるフィリピンをはじめとして、いろいろな国の講師と出会えます。時差や各個人のライフスタイルとうまく合わせることが可能で、たとえば、帰宅後に深夜からレッスンを受ける、ということもできます。
デメリットは、教材やカリキュラムが一律でなく、講師の質がそろっていないことです。直接会う形でのプライベートレッスンと同じように、各個人と合う／合わないの問題も発生します。
スカイプ英会話、オンライン英会話のオススメ
オンライン英会話はすっかり定着し、サービス提供している会社は100を超えているという説もあります。ここではオススメのオンライン英会話サービスを3つだけ、紹介します。
■レアジョブ
国内シェアトップをうたっているオンライン英会話サービスです。通う形の英会話教室と同じように、無料体験レッスンがありますので、一度受けてみることをオススメします。
■vipabc
シリコンバレー発のオンライン英会話サービスで、アメリカ人やイギリス人が多いことが特徴です。シリコンバレー発だけあって、スカイプよりも高品質のレッスン画面、映像や音声をウリにしています。
■DMM英会話
レッスン1回あたりではなく、月謝制で月に何日でもレッスンできるという料金体系です。教材が無料提供されており、そこから選ぶことができます。
地域限定！ 個性的な学び方に出会える個人教室
小規模な英会話教室のメリット・デメリット
いわゆる私塾のような形で教えている英会話教室が、全国にたくさんあります。いわゆる都心よりも、大手があまり進出していない地方で存在感をもっているのがこの形の英会話教室です。
地元で評判になっている先生や教室が少なからずあります。教え方に独特の特徴を打ち出して生徒を集めているところもあります。
デメリットは、通いやすい場所に見つけられるかどうかわからないところです。ネットで検索すればクチコミや評判を見つけることもできますが、実際に行ってみないと自分に合うかどうかの判断は難しいでしょう。
地域密着英会話の探し方
■折込ちらしやフリーペーパー
小規模な英会話教室は、大手とは違い広告宣伝におカネをかけていません。実際に通ってくれるのは近隣の住民であることから、折込チラシやフリーペーパーに広告や記事が出ていることがあります。
■iタウンページ
昔の電話帳をめくるかわりに、iタウンページで探してみましょう。
■ケイコとマナブ全国版
リクルートが運営している有名な「お稽古ごと」の総合サイトです。地元の小さな教室が登録していることもあるので一度探してみましょう。
まとめ
マンツーマンで英会話を学びたい初心者のために、そのパターンを４つに分類して、それぞれの探し方やオススメのサービスを紹介しました。
お役に立てば幸いです。
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