『ラジコン』と聞いて子どもの頃を思い出す方は多いのではないでしょうか。今は子どもだけではなく大人だから楽しめる趣味の一つとして人気が出ています。ラジコンといえば50歳までプロ野球選手だった山本昌さんの趣味がラジコンで腕前はプロ顔負け！というのもよく知られています。
大人になった今、子供の時とは違ったラジコンを趣味として始めてみるのはいかがでしょうか。ラジコンって聞いたことあるけどよくわからない、始めたいけどなにから揃えればいいのかわからない。そんな方はぜひ最後まで読んでください。
ラジコンは大人向けの趣味になっているって知ってましたか？
子供の頃、ラジコンはお年玉で買ったり、クリスマスプレゼントでサンタさんからもらったという記憶がある方が多いのではないでしょうか。だいたい3万円くらいのものが平均的ですが小さい子が買うととても大きい買い物ですよね。幼少期ラジコンで遊んでいた人たちが大人になった今、ラジコンは大人のリッチな趣味として存在しています。ラジコンに年間100万円前後使っている人も結構いるようですね。
ラジコンの種類
ラジコンは基本的には無線で物体を操縦することを指しています。
ラジコンにも子供が遊んでいるおもちゃだけではなく、様々な種類があります。子供のころに遊んでいたラジコンは「トイラジコン」といって比較的安価でスピードも出ない「オモチャ」のラジコンをさします。今回は大人の趣味としてラジコンを紹介させていただきたいので「ホビー」といわれるラジコンカーを紹介します。
ラジコンカーは10㎝にも満たない小さいものから、人が乗れる本物のような乗用ラジコンといわれるものまで様々です。電池を原動力として動く電動ラジコンカーもあればラジコン専用のガソリンエンジンで動かすことができるエンジンラジコンカーというものもあります。
電動ラジコンカーの子供用は1つのラジコンを操作するリモコン(以下、プロポ)で1つのラジコンが基本的ですが、大人用のラジコンはプロポと車がワンセットになっているものや１つのプロポで他のラジコンを操作できるものもあります。
エンジンカーは本物の車のようにガソリンを使っているわけではなく、エタノールを混ぜてエンジンの内部を潤滑にするためにオイルを混ぜているものを使用しています。
大人のラジコンはタミヤと京商というところが発売しているものが多いです。タミヤは電動式ラジコンを多く販売しており、逆に京商はエンジンカーを多く販売しています。購入を考えているラジコンの種類によって発売元から探していくのもいいですね。初心者の方には電動ラジコンカーのタミヤがおすすめです。
ラジコンの魅力って？
ラジコンの最大の魅力はなんといってもラジコンを走らせることです。子供用とは違い、思った以上のスピードで走行するラジコンを操縦出来るということや最高の走りをするためのセッティングに魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。
いかに速く、いかに正確に、ドライビングテクニックを駆使するのか。それを実現するためにチューンアップやメカニックの腕前を上げていきます。愛情をかけてカスタマイズしていくことで自分のラジコンが最高の走りをすることは最上の喜びです。
もう一つの魅力はやはりレースです。年齢関係なく同じ立場で相対したり、楽しんだり、トラブルを解決したり…。操縦とメカニックが一体となって初めて速く走らせることができ、そこまでの設定を自分で組み立てていくということも魅力です。レースは見ているだけでも楽しいので、ぜひ足を運んでみてください。
ラジコンってどうやって楽しめばいいの？
ラジコンを楽しむにはまずレースを見に行って雰囲気を味わってください。初めて行った方は思ったよりもピリピリした雰囲気にびっくりされるかもしれません。レースに参加している方は自分で作り上げたラジコンで勝つために真剣に取り組んでいるのでその様子に圧倒されると思います。レースに行ってみると実感できると思うのですが、ラジコンを趣味としている方は下記を魅力と感じているようです。
- おもちゃとは思えない迫力
- 本物の縮小版だけど本格的に楽しめる
- レースに興奮する
- セッティングがすごく上手くいって最高の走りを成功させた
- 経験を積むうちにドライビングテクニックが上がって、思いどおりの走行ができた
- ラジコンはかっこよくて美しいと感じる
- 車をいじるのが楽しい
まさにラジコンは子供の世界から飛び出した大人の趣味となってきています。
ラジコンは男性だけの趣味じゃない
ラジコンと聞くと男性が行っているイメージのほうが強いのではないでしょうか。しかし、「ラジコン女子」といわれるように男性だけではなく、女性にもラジコンは強い人気を誇っています。女性に人気なのは「ドリラジ」と呼ばれるものでラジコンを使ってドリフトを走行するものです。
ドリフトラジコンを使った競技を開催されており、競技の採点にはドリフトの迫力はもちろんのこと、ボディのファッション性にも言及されるのでフィギュアスケートのような採点方法ともいわれています。その採点方法も女性人気の一つになっているようです。
ラジコンが趣味の男性はパートナーを誘ってレースに行くことで一緒に趣味を楽しめる時間が増えるかもしれません。
大人になってからラジコンを始めるにあたって
趣味としてラジコンを始めようと思った場合に必要経費はどれくらいなのか、何から揃えるのが良いのか気になるところですよね。
必要経費はどれくらい？
まずラジコンを始めるにあたって必要経費はどれくらいになるでしょうか。費用を抑えめに購入するのであればRTR(レディ・ツゥ・ラン)と呼ばれるもので電動・エンジンに問わずにプロポ用の電池を別途購入するだけで初走行が可能になります。RTRは送受信機・バッテリー等走行するためのアイテムが全て揃っていることが特徴です。
車体がすでに完成しているものはモーターカーであれば1万円前後、エンジンカーであれば8万円前後で購入できるものもあります。カスタマイズについてはラジコンに慣れてからの購入でよいでしょう。
準備しておくものは？
ラジコンを始めるにあたって必要なものはまずキッド、そしてプロポです。2～3chのカー用を用意しましょう。送信機用の電池も必要です。ここまでは共通で必要なものですが、電動カーとエンジンカーによって異なる準備が必要なものもございます。
ラジコンカーで必要なものは走行用バッテリーと充電器です。バッテリーには様々な種類やグレードがありますのでキッドに適合したサイズや形状を選ぶようにしましょう。充電器も様々な種類が発売されておりますが、まずは家庭用コンセントから充電するタイプが手頃なので初心者の方にはお勧めです。キットによってはモーターが必要な場合もあります。
エンジンカーで必要なものはエンジン、マフラー、マニホールドです。国産や欧米製等種類がございますが、キットに適合した排気量や形状のものを選んでください。また、燃料も必要なのでカー用の燃料を購入しましょう。始動用具としてはスターター、プラグ点火用のブースター電源が必要になります。
初心者が始めるにはラジコンカーがわかりやすくてよいでしょう。
ラジコンを練習できる場所は？
ラジコンを練習する場所は安全を確保できることを大前提に探しましょう。そのうえでラジコンにあった場所で走らせるのが良いです。家の中で走らせることのできるラジコンカーもあり、小さいミニッツレーサーであれば家の中で走行可能です。ただ、小さいのでちょっとした段差で止まることがあります。おすすめはミニッツグランプリサーキットです。だいたい6～8畳のスペースで楽しめます。
ラジコンの大きさが1/10になると家の中での走行が難しいので屋外での練習となります。ラジコンカーは高速で走りますので安全確保が第一です。走行中に小さいお子さんが近づいてきたときは速やかに走行を中止しましょう。走行のポイントは「安全なこと」「周囲に自動車や壊れそうなものがないこと」を確認してください。大抵の場合は空き駐車場や空き地、港周辺になると思います。場所によってはラジコンカーの走行を禁止している場合もあるので確認しましょう。
そしてもう一つ大切なことは保持しているラジコンによって適している路面かどうかです。バギー等のオフロードカーはアスファルト路面でも走行可能ですが、ツーリングカーやドリフトカーは土や芝生のオフロードでは走行できません。また、周りにラジコンを実施している方がいた場合は、周波数の関係があるのでお互い声を掛け合って楽しみましょう。
ラジコンの大会があることを知っていますか？
初めて買ったラジコン、練習を重ねると一人で走行しているだけでは物足りなくなってきます。ラジコンにも大会があるので、初めて購入したラジコンでぜひ大会に参加してみてください。
ラジコンを販売している企業で有名なタミヤでは「タミヤグランプリ」を開催しています。この大会は初心者歓迎の公式レースで「ルーキークラス」というものも用意されています。大きな大会や本格的にやっている人のレベルの大会に参加するのが怖いなという人はタミヤグランプリから参加することをお勧めします。
タミヤグランプリについてはこちら
おすすめのラジコンをご紹介
初心者の方が購入する際のおすすめのラジコンをご紹介いたします。
タミヤ 1/10 XBシリーズ No.108 フェアレディ240Z (TT-01D TYPE-E)
タミヤが販売しているラジコンです。バッテリー充電をすればすぐに楽しめる完成電動ラジコンコントロールカーになります。別途で送信機用単3乾電池が4本必要です。塗装も完成しています。送信機は車の操縦に適しているホイールトリガータイプです。
GPTOYS ラジコンカー 高速 2.4Gラジコンバギー
GPTOYSが販売しているラジコンです。ラジコンカーの前後輪部にそれぞれサスペンションが搭載されていますし、コイルばねの緩衝装置やゴム製の車輪が装備されているので荒地、悪路でも走行できるのが特徴です。
タミヤ 1/10 XBシリーズ No.43 XB ワイルドウイリー 2
タミヤが販売しているラジコンです。こちらもバッテリーを充電すればすぐに走行可能です。別途、送信機用単3乾電池を4本用意しておきましょう。ボディは塗装とマーキングが施されており、車体も組み立てておりますので初心者向けのものになっております。スムーズなスピード調整が可能な高性能エレクトロニック・スピードコントローラーを搭載しています。
タミヤ 1/10 XBシリーズ No.192 XB MOTUL AUTECH GT-R (TT-02シャーシ)
こちらもタミヤが出しているラジコンです。見た目がイメージしているラジコンに一番近しいのではないでしょうか。こちらもバッテリーを充電してすぐに走行可能なものになっています。別途、送信機用単3乾電池4本を用意してください。車体がすでに組み立て済みですし、送信機は車の操縦に適したホイールトリガータイプです。
初心者の方が最初に購入するラジコンはすでに組み立てが住んでいる車体を検討することをお勧めします。
ラジコンを購入できるオンラインショップ一覧
ラジコンを購入できるショップはAmazon以外にもございます。詳細に車体を選びたいという方は今回ご案内するオンラインショップを参考にしてみてください。
TAMIYA SHOP ONLINE
味婚を販売している会社で一番有名なタミヤのオンラインショップです。ミニ四駆やラジコン、プラモデルはもちろんのこと塗料や工具も5,000点以上取り揃えています。戦車も取り扱っており、少年心をくすぐるのではないでしょうか。組み立て済みのラジコンからさらに自分用にカスタマイズしたい方はこちらのサイトを見て必要な道具を揃えるのが良いでしょう。
ラジコン天国
ラジコン天国では不要になったラジコンや壊れたラジコンの買い取りもしています。壊れてしまっって新しいものを購入するにも資金が…と思っている方はこちらのサイトを覗いてみてください。
こちらのサイトではラジコンパーツが説明書で分かるようになっており、説明書をクリックすると商品ページに飛ぶ仕組みとなっています。ご自身で組み立てる際にパーツの追加や一部なくしてしまったので購入したいと思っている方にはすごくわかりやすいサイトだと思います。
ラジコン夢空間
ラジコン夢空間では激安特価コーナーがあるので部品やパーツを安く購入したい方は一度サイトを見ていただくのが良いと思います。取り扱い商品が多いので初心者の方は迷ってしまうと思いますが、サイト内で商品検索もできるのでページを遷移して探すよりはお目当ての商品が取り扱っているか検索すればすぐに辿り着ける仕様になっています。
Joshin web
Joshin webはザ・通販サイトでラジコン以外も取り扱っています。サイトを見ながらつい他のものも一緒に買っちゃうなんてこともありそうなので気を付けましょう(笑)
プライベートマークを取得していたりと様々な資格を持っているようなのでネットショッピングをする際の安心感はあります。翌日出荷も商品によっては可能なのでお手元に届く期間は早そうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ラジコンは費用としてはピンキリでこだわればこだわるほど金額面では高価になっていきます。しかし、手間暇かけて作る車体には愛情が湧いてくること間違いないと思います。この機会にちょっとリッチな大人の趣味を始めてみてはいかがでしょうか。
コメント