日本で親しまれている中華料理。人気料理定番のラーメン、チャーハン、マーボー料理、餃子、高級感を醸し出すフカヒレの姿煮、エビチリ、北京ダックなど見て食欲がそそります。食べて美味しい中華料理を正しいマナーでさらに気持ち良く頂くための作法や礼儀をご紹介します!
中華料理のマナー①基本の鉄板マナー!
意外と知らない食事マナーで上位にくる「中華の回転テーブル」「大皿料理は主賓か目上の人から」
ターンテーブル(円卓)の席次や使い方
中国料理店や中華料理店での席次の基本は、出入り口付近が下座になり、上座は一番遠い席になります。ターンテーブル(円卓)の場合は、上座から見て左側が2番目、右が3番目となります。
席次を時計の盤面で例えると、
- 0時(12時)が上座
- 1時が2番目
- 11時が3番目
- 3時が4番目
- 9時が5番目
- 4時が6番目
- 7時が7番目
- 6時が8番目
となります。
ターンテーブル(円卓)の使い方は、時計回りで使用し料理は一番先に上座に座っている主賓から取るのが基本です。取り終えたのを確認したらその後、ターンテーブルを時計回りに回して全員でいただきます。
(豆知識:全員に行き渡った後であれば回しやすい方へ回しても構いません。反時計回りに回せばとれる料理であればその際は、「回してもよろしいですか?」と一声かければマナー違反になりません。よく状況を確認してから行ってください)※ターンテーブルは「回し台」「回転台」とも言います。
またターンテーブルの上は共有スペースです。調味料、お茶の急須、料理の大皿などを置く場所であって、自分の取り皿や食べ終わった後の皿、倒れる可能性があるビールなどの飲み物を乗せないように気をつけましょう。
料理を取り分ける時のマナー
自分で取り分ける場合は、料理を多く取りすぎないよう人数配分に注意します。お店のスタッフが取り分けてくれる場合は任せましょう。自分の分を取り終えたら、ターンテーブルをゆっくり回して隣の人の前に料理がいくようにします。※自分の取り皿に取った料理は残さないでいただくのがマナーです。
取り皿は1品につき1皿を使用します。同じ皿を使うと折角の料理の味が混ざってしまうので、1皿ごと取り換えましょう。またしょうゆやお酢は取り皿とは別の小皿を使用し、自分で好みの量を調整しましょう。
お酒を頂く時のマナーは?
中華料理でのお酒と言えばすぐ思いつくのが「紹興酒」や「杏露酒」ではないでしょうか?お酒や紹興酒等は、前菜の途中で登場するのが一般的です。
乾杯時のお酒を飲む時、独特のマナーがあります。お酒が全員に生き渡ったら同席者全員が起立をして乾杯をします。乾杯のときは、グラスを右手に持ちながら左手を底に添え、顔のあたりまで掲げます。飲むときには、一気に飲み干すのがマナーです。一気に飲み干す理由は、
- 招待されて嬉しい
- 友好と感謝
という気持ちを表現するためです。
もしお酒が飲めない場合は、口だけでもグラスにつけて、ポーズを真似るだけで大丈夫です。一気飲みするのは少々苦労するかもしれませんが、以上が乾杯時のマナーです。
中華料理のマナー②基本的なコースの流れと食べ方
前菜から食事の締めくくりの点心までの流れと食べ方について
オードブルの「前菜」
何種類かの前菜が盛り合されている場合があります。その時は盛り合わせなら全種類を少量ずつ取るのがマナーとなります。ですが、苦手なものがある場合は無理に取ることはしなくて大丈夫です。
メインディッシュが数品「大菜(タイサイ)」
大菜とはメイン料理のことで、一般に主菜と呼ばれるものになり、前菜の次に出される大皿に盛られた料理です。1皿ずつバランス良く3~4品程度出されます。取り分けるときは基本的に自分が食べられる分量を取り皿にいれます。他の人に料理を取り分けるのはマナー違反になりますので注意が必要です。中華料理は自分で取るのが基本です。
スープ類の「湯菜(タンツァイ)」
コーンスープ、フカヒレ等を基本にしたものが代表的です。スープ類はどの程度とるのが良いマナーかを紹介します。スープは、大鍋や大きいボウルで出てくるので、自分の器に取り分けます。いただく時は、器をテーブルに置いたままで、持ち上げたりはしません。左手をお椀に添え、右手でちりれんげを持ちます。スープをちりれんげすくって口元まで運び、ちりれんげの先に口をつけていただきます。その時にちりれんげを口の中にいれないように食べるのがマナーです。
点心類の「ご飯、麺類、小籠包」
ごはん類や炒飯(チャーハン)をはじめ、麺類、餃子やお饅頭がこのタイミングで出てくるのが一般的です。中でも取り分ける際、躊躇しないマナーをご紹介します。
チャーハンを頂くちりれんげのマナー
ちりれんげは、人差し指を溝にいれて中指、親指で挟むようにして持ちます。チャーハンやご飯物を取るときは手前から、掘るのではなく切るようにして先端に少し(一口分)すくいます。一口分をちりれんげの先端にのせていただくことで、大口を開けずに上品に食べることができます。後は、口元に斜め横から運びいただきます。
麺類を取り分け、食べるときのマナー
麺類は器から直接食べないで、ちりれんげに少量を移していただきます。麺類の汁やスープは、ちりれんげからそのまま飲んでもマナー的に大丈夫です。いただくときは、音を立てないのがマナーです。
小籠包の上手な食べ方
ちりれんげを受け皿代わりに使用して蒸籠(せいろ)から取ります。取る時は、皮の厚い部分を箸でつかみ、れんげに乗せます。乗せた後は、箸でふたつに割るか、穴を開けてスープを飲みます。残りは酢醤油や黒酢につけていただきます。
餃子(蒸し餃子、水餃子)の食べ方
蒸し餃子は、味付けされている場合が多いので、タレをつけずにそのままいただきます。水餃子やスープ餃子はちりれんげを使っていただきます。
杏仁豆腐、胡麻団子など点心類の「デザード」
中華料理のデザートは、杏仁豆腐や胡麻団子等が一般的です。杏仁豆腐はデザート用のちりれんげを使用していただきます。胡麻団子は手で割り、一口大の大きさにしてからいただきます。熱い場合もあるので、その時は箸を使用し切っていただきましょう。
中華料理のマナー③お祝いや誕生日等の時に気をつけたいマナー
先ずはお店選びから
折角のお祝い事をするのであれば、お店の雰囲気や料理の種類、飲み物の種類の多さも選ぶポイントになります。子供の誕生日などで祝う場合は、事前に出てくる料理の辛さの程度やジュース類も確認しておくと良いです。おすすめ料理なども聞いておくのも良いですね。
安価なメニューから高額なコースメニューまで!コースメニュー?アラカルト??どっちが良いの?
ホテルでの場合は、大抵コースメニューあり、種類が豊富にあります。料金毎でメニュー内容が豪華になったりします。大人だけの場合はコースメニュー、子供と一緒に祝う時はコースメニューの一部を変更できる場合がありますので、スタッフの方に相談することをおすすめします。すべてアラカルトでも問題ありません。
やっぱり個室が良い?
家族での祝い事であれば個室の方が良いです。周りの目を気にせず気持ち的にも気軽に楽しめます。参考までに接待の時は、ビジネスの話に集中するためにも、他に漏れて聞かれては困るような大切な話をするときにも、個室の方がいいのです。
どんな服装で行けばいいの?
改まったお店に普段着で出向くというのはマナー違反になります。これは中華料理店に限りません。お店の雰囲気や食事の目的を考慮して服装を選びましょう。
中華料理のマナーまとめ
大勢で楽しくいただくのが中華料理の良いところです。あまり細かい作法は必要でありませんが、中華料理のマナーとして「目上の人を敬う」という文化は絶対的なマナーになります。マナーを守り最後まで楽しく和気あいあいと親睦を深めながら過ごすのが中華料理を美味しくいただく醍醐味であり、マナーなのです。
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