アサーションとは?職場やプライベートでどのような効果/メリットがあるのか?

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あなたは職場やプライベートで、中々自分の考えや主張が通らなかったり、コミュニケーションが円滑に行かなかったといった経験はありませんか?そういった場合、あなたは相手の立場を理解せずに自分の意見を通そうとしていないでしょうか?

人は育った環境、価値観、利害関係などにより、考え方が異なる場合が多々あります。アサーションを意識し、お互いの立場を尊重する事によって、明らかに今までとは異なった結果になるでしょう。あなたもこの概念を念頭に置いて、コミュニケーションしてみては如何でしょうか。

アサーションとは?そのメリット

アサーションとは?そのメリット

アサーションとは相手の立場を考慮しつつ、自分の意見を主張する相手を気遣ったコミュニケーションの概念です。

これを意識することにより、職場での議論、プライベートで自分の考え・主張を理解してもらう場面などにおいて、お互いの立場を尊重しながらお互いのWin-Winの関係を築いたり、建設的に議論が進むといった効果があります。

お互いのWin-Winの関係を築く

アサーションを意識するということは、相手の立場、メリットを考えて自分の意見を主張をすることです。お互いがメリットを得れるように意識しましょう。中々決着がつかない場合は、お互いの妥協点を見出したり、必要に応じて、条件交換を行うなども良いかもしれません。

建設的な議論ができる

議論する目的は相手を論破することではありません。ある命題に対して、お互いが考えを主張し合い、より良い方法を見出すことです。お互いがアサーションの意識をもっていれば、相手の考えに付加価値を付けて、新たな方法を見出すこともできるかもしれません。

アサーションが必要な場面

アサーションが必要な場面

プライベートや職場でアサーションが必要な場合は以下のような場合です。アサーションを意識してどのように改善した方が良いのか、場合によっての対処方法例をご紹介します。

  • 論理的に自分の主張に自信があるが、相手の案と対立しそうなとき
  • 身近な人だからこそ、気を使って言いたい事を我慢してしまうとき
  • 部下への指示出しが、パワハラと思われそうなとき

ポイントはできるだけ相手の立場を考慮して、意見・考えを主張することです。必要であれば、相手にメリットがあるように、改善点を示してあげるのも良いでしょう。

論理的に自分の主張に自信があるが、相手の案と対立しそうなとき

このような場合は、自分の主張に対して相手が納得しきれていない可能性があります。更に根拠を示したり、相手のやり方をとった場合のデメリットの解決方法について、相手に問いてみましょう。その解決方法に理が通っていれば、そこから、また新しい議論を始めることもできます。

そもそも、根本的にアサーションの概念が無いような人と、建設的な議論は難しいので、権力のある第三者の介入が必要になる場合があるかもしれません。

身近な人だからこそ、気を使って言いたい事を我慢してしまうとき

人間関係において、相手にわだかまりを抱えた状態では、それ以上の深い関係を築くことは難しいでしょう。一歩踏み込んだ新たな関係を築きたいのであれば、相手の立場を理解しつつ、自分の思っている事を主張したり、新たな提案をしてみるのも良いでしょう。

部下への指示だしが、パワハラと思われそうなとき

部下に仕事を依頼するときなどは、相手のタスク状況や、経験値などを考慮して行うようにしましょう。また、あなたがその仕事に適任な理由を伝えたり、「何かあったら気軽に相談してください」といった相手への気遣いの言葉も大切になります。

自己主張における人のタイプ/どらえもんのキャラクターで例えると

自己主張における人のタイプどらえもんのキャラクターで例えると

自己主張するにあたり、人のタイプは主に以下の3つに分類されます。分かりやすいようにドラえもんのキャラクターでご紹介します。

  • アグレッシブ(自分第一):ジャイアン
  • ノン・アサーティブ(周りの意見に同調):のび太
  • アサーティブ(相手を尊重しつつ主張):しずかちゃん

アグレッシブ(自分第一):ジャイアン

ドラえもんで例えると、傲慢なジャイアンです。アグレッシブタイプは、あまり相手の立場を考慮せず、自分の意見・主張を通そうとするタイプです。当然ながら相手にとっては納得できなかったり、反感をもたれる場合もあるでしょう。そういった人と良質な人間関係を築くのは難しいでしょう。

ノン・アサーティブ(周りの意見に同調):のび太

ドラえもんで例えると、従順なのび太です。ノン・アサーティブタイプは自己主張が苦手で、特に影響力が強い人などの主張に対しては、自分の考えがあったとしても主張することができず同調してしまう、またはその場の雰囲気などに流されてしまうようなタイプです。摩擦が起きないという意味では良いのですが、議論する場合においては建設的ではありません。

アサーティブ(相手を尊重しつつ主張):しずかちゃん

ドラえもんで例えると、やさしさくて優等性のしずかちゃんです。アサーティブタイプはアサーションの概念をしっかりもっており、相手の立場を尊重しつつ、自分の考えを主張できるタイプです。議論が建設的に進み、また良質な人間関係を築きやすくなります。

このようなタイプは、アサーティブ、ノン・アサーティブタイプの人も一緒にいる議論などの場においては、そのようなタイプの人たちにも気を使い、議論が円滑に進行するように環境を整えてあげましょう。

アサーションを意識した相手への気遣いフレーズの例

アサーションを意識した相手への気遣いフレーズは、議論や依頼事をする上で潤滑油のような役割をし、お互いの意見・立場を尊重し合った建設的な議論やコミュニケーションが可能になるでしょう。

  • 私はこう思いますが、あなたはどう思いますか?
  • それだと(相手の意見)、~ような不都合が生じるかと思いますが、その際はどう対処するのですか?
  • ~については、素晴らしい(理想的だ)と思いますが~
    ※まずは相手を褒めましょう。

まとめ:アサーションを意識し、少しでもWin-Winの関係を構築

まとめ:アサーションを意識し、少しでもWin-Winの関係を構築

如何だったでしょうか。アサーションを意識してコミュニケーションをすることによって、より、建設的な議論ができ、お互いが納得するWin-Winの結果になりやすいでしょう。

一方で、人間関係はそんな単純なものではありません。育った環境、価値観などにより、根本的に考え方が違う場合もあり、解決ができない場合もあり、”無難な状態” でそれなりの良い人間関係を維持している場合も少なくありません。

ですが、アサーションを意識しないのとでは、結果が明らかに異なってくるでしょう。是非プライベートや職場でアサーションを意識してみてください。次第に必ず人間関係に変化が表れるでしょう。

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