趣味でバレエは無理?大人がバレエを始める前に知っておきたい6つのこと!

趣味でバレエは無理?大人がバレエを始める前に知っておきたい6つこと! 大人の嗜み

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ずっと憧れだったバレエを、大人になった今から始められるのでしょうか?答えはイエスです。しかし、バレエはあらゆるダンスの基本と言われており、趣味とはいえ、大人が始めるにはそれなりの覚悟が必要になります。バレエをこれから趣味として始めようと思っているあなたに、バレエを始めやすい方法やバレエの魅力を紹介していきます。

これから趣味でバレエを始めようかと悩んでいたら、事前に知っておくことできっと役に立つ「6つのこと」を踏まえて考えてみてください。

①初心者が知っておくべきバレエの基本

初心者が知っておくべきバレエの基本

バレエには実は種類があります。初心者におすすめの種類も紹介します。

バレエの種類

バレエは厳密に区分されているわけではございませんが、5つの種類があります。それぞれの種類を紹介します。

ロマンティックバレエ

ロマンティックバレエは、現在上演されている演目では最も古い形式のバレエです。18世紀末からのフランスの文学や音楽・美術から生みだされたバレエで、妖精や精霊といった幻想的な世界を表現します。ストーリーを表現する演劇としての要素が強い種類です。

クラシックバレエ

クラシックバレエは古典バレエと呼ばれており、多くの人が想像するバレエです。3大バレエと言われる「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」などが、このクラシックバレエにあたります。クラシックバレエは「形式」を重要視され、厳格に定められた技法や振り付けで踊る伝統的なバレエです。ロマンティックバレエとの違いは、ストーリーと無関係のダンスシーンを取り入れている点です。それに伴い、複雑なステップが出てくることから、邪魔にならない短いチュチュ(スカート状のバレエ衣装)が使用されるようになりました。

モダンバレエ

モダンバレエは、形式を重要視するクラシックバレエとは異なり、モダンダンスの要素を取り入れた自由で新しいバレエです。「ボレロ」等がモダンバレエの代表的な作品です。「ボレロ」はバレエだけでなく、フィギュアスケートや映画・アニメ等でも使用されているので、聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。

モダンダンス・コンテンポラリー

この2つのダンスは、今の日本ではあまり区別されていないバレエです。両方をまとめて「モダン」「コンテンポラリー」と呼ばれることが多いです。バレエ教室でも「コンテンポラリーコース」と分けられている教室もあります。

モダンダンスはクラシックバレエのように、ストーリーや振り付け等に決まりはなく、音楽の感性をダンスで表現します。

コンテンポラリーは、バレエを基礎としてあらゆるダンス要素を取り入れた、より新しく独創的なダンスです。

クラシックバレエのダンサーはモダンバレエやコンテンポラリーも踊りますが、モダンダンスやコンテンポラリー専門を踊るダンサーも多いです。

初心者におすすめはクラシックバレエ

クラシックバレエはあらゆるダンスの基本と言われています。クラシックバレエで必要になる要素すべてがダンスに通ずることから、そのように言われています。クラシックバレエがダンスの基本と言われるのは、歴史的な背景を見るとわかりやすいです。

ダンスの主な歴史として、下記のような変遷があります。

バレエ⇒モダン⇒レビュー⇒ジャズ

このような歴史をたどっているため、ジャズダンサーやミュージカルダンサーがバレエのレッスンを取り入れることは多いのです。逆を言えば、クラシックバレエを身につけることであらゆるジャンルのダンスに応用ができます。バレエをこれから始めようと考えている人には、クラシックバレエをおすすめします。

②バレエ教室の種類とおすすめ

バレエ教室の種類とおすすめ

これからバレエを始めようか悩んでいる方は必見の「初心者でも始めやすいバレエ教室の選び方」について解説します。

バレエ教室にも種類がある?

バレエの種類の紹介をしましたが、バレエ教室にも種類があります。

カルチャースクール

  • カルチャースクールに向いている人
    • 趣味で気軽に始めたい人
  • カルチャースクールに向いていない人
    • シフト制勤務の人、発表会に出たい人

趣味で気軽に始めたい、という方にはカルチャースクールがおすすめです。「入門クラス」「初級クラス」と自分にあったレベルで気軽に受講できるのがカルチャースクールの最大の魅力です。

ただし、カルチャースクールの多くは発表会がないことや、レッスン開催の曜日が決まっていることが多いため、発表会に出たい方やシフト制等で決まった曜日に参加できない方には不向きと言えます。

地域バレエ教室

  • 地域バレエ教室に向いている人
    • 身近な場所で自由に通いたい人
  • 地域バレエ教室に向いていない人
    • 同じレベルの人だけの教室に通いたい人

カルチャースクールとは反対に、通いやすさにフォーカスするなら地域のバレエ教室(教室名に先生の名前がついたバレエ教室)がおすすめです。全国に小規模な教室がたくさんあり、身近で通いやすいことが最大の魅力です。日中働く方向けに、夜間のクラスがある教室もあります。

気をつける点として、教室によって方針が違うので、自分にあった内容かどうかを事前に確認することが大事です。希望するクラスがなかったり、大人クラスが無い場合もあります。子供のレッスンがメインの教室では、大人は「大人クラス」と一括りになっている教室もあるので、一度見学することをおすすめします。

スポーツクラブ・フィットネスクラブ

  • スポーツクラブ・フィットネスクラブに向いている人
    • エクササイズ目的に始めたい人
  • スポーツクラブ・フィットネスクラブに向いていない人
    • 本格的にバレエをしたい人

最近では、スポーツクラブやフィットネスクラブでバレエコースを設けている所が増えています。スポーツクラブ等の施設では無料体験があり、手軽にバレエを始めることができます。

デメリットとして、スポーツクラブやフィットネスクラブのバレエレッスンは、エクササイズよりの誰でも参加できる内容のものが多く、本格的なバレエを始めたい人には不向きです。他の教室と比較すると、レッスンの時間も短いものが多いので、ダイエットや健康のために手軽に始めたい人向きです。

バレエ団付属のバレエスクール

  • バレエ団付属のバレエスクールに向いている人
    • 発表会に出て本格的にやりたい人
  • バレエ団付属のバレエスクールに向いていない人
    • 手軽に趣味としてやりたい人

もともとプロのバレエダンサーを目指す子供の育成を目的に作られたスクールです。最近では大人の初心者クラスを設けているスクールも増えていて、現役のバレエダンサーが教えるクラスがあったり、プロのバレエ団も使用している教室なので設備も充実しています。

注意点として、バレエ団によって踊りの雰囲気が違ったり、近くに教室がないことがあります。自分にあった教室選びが重要であり、難しい点です。

自分にあったレッスン教室の選び方

バレエのレッスンに通うことを決心した方は、自分にあったレッスン教室を見つける段階です。バレエ教室にも種類がある?で種類別に向き不向きの解説をしましたが、実際にどこを選ぶのかは自分の目で確認が必要です。

例えば、「地域バレエ教室」の紹介にも記載しましたが、「大人クラスだから」という理由で即決してしまうことは避けましょう。自分の求めていたレベルとは異なっていたり、他のレッスン生との実力の差が浮き彫りになっていると、続けることにストレスを感じてしまいます。
安易に決めずに、事前調査はしっかりと行いましょう。

男性は注意!女性限定教室もある

バレエ教室の中には「女性限定」と記載がなくても、「男性お断り」であったり、レッスン生が女性だけであったりすることがあります。男性は特に事前調査を行いましょう。

おすすめのレッスン教室

カルチャースクール【スガナミ楽器
スガナミミュージックサロン経堂で木曜日と金曜日に初心者クラスがあります。バレエ以外にもダンスやウェルネス等、複数通うことも可能です。

地域バレエ教室【林あゆみバレエスタジオ
レベルが細かく設定されている大人のためのクラシックバレエ教室です。高田馬場駅から徒歩1分というアクセスも抜群で通いやすい教室です。全くの初心者の方が中心なので、これから検討する方にもおすすめのバレエ教室です。HPは女性向けのように見えますが、男性のレッスン生もいます。男性も受講が可能ですし、男性用更衣室もあるので安心です。

スポーツクラブ・フィットネスクラブ【ティップネス
全国に展開しているフィットネスクラブなので、既に利用している人も多いのではないでしょうか。ピラティス等の別コースを併学し、バレエで必要な筋力をつけることができます。

バレエ団付属のバレエスクール【東京バレエ学校
東京バレエ団が母体のバレエスクールで、世界でも類をみない規模の広いスタジオを保有しています。実際に東京バレエ団のリハーサルでも使用されているため、学ぶ環境がしっかり整っています。東京バレエ団の団員から直接教わることができることも魅力です。

③バレエの効果とメリット

大人から始めるバレエだからこそ、うれしいメリットがたくさんあります。

ダイエット効果

バレエは普段の生活では使わない二の腕や足の内側の引き締めにつながりますので、体のラインが綺麗に痩せられるというメリットがあります。バレエはインナーマッスルを使い、美しくしなやかに見えて実は運動量は多いのです。

つまり、引き締め効果で綺麗な痩せ方を実現できますが、実は「バレエだから痩せる」というわけではなく「運動を始めたことによる効果が大きい」というのが正直なところです。

怪我の防止効果

「体が柔らかいと怪我をしにくい」という話を聞いたことがありますよね。体が柔らかいと体の可動域が広がるので、躓いたりした時に体が感じるストレスが小さく、怪我をしにくくなります。バレエを始めたら、嫌でもストレッチが必要です。日常生活でストレッチを習慣化させることは難しいですが、バレエのレッスンで必要とあらば、習慣化することができます。バレエは運動も行いつつ、柔軟性も身につく非常に健康的な趣味と言えます。

④バレエを始める前に準備しておくべきこと

バレエを始める前に準備しておくべきこと

いざバレエのレッスンに行こうと思っても、何を準備すべきか不安ですよね。初回のレッスン時に必要なものや、事前に予習をしておくと役に立つ用語等をおさえておきましょう。

初回レッスン時に持参するもの

実際に必要なバレエ用品はこちらです。

・バレエ用のレオタード
・スカートまたはショートパンツ
・タイツ
・バレエシューズ

初回からバレエ用品を揃えることに抵抗のある人も多いです。その場合は、Tシャツにレギンス・スパッツ等の伸縮性があるものを用意して参加すると良いです。男性の場合はジャージのズボン等の伸縮性のある運動用ズボンがバレエ向きです。

覚えておきたい基本用語

はじめてのレッスンの時に「バレエは初めてです。」と伝えれば、バレエ用語から丁寧に教えてくれますが、予め最低限のバレエ用語を覚えてレッスンに望むと頭に入りやすいです。以下の用語を覚えておくと安心してレッスンを受けられます。

  • プリエ: 足を外側に向けて、ひざの曲げ伸ばす動き。
  • ルルヴェ: 持ち上げる(背伸び)すること。※バレエシューズでのルルヴェはドゥミ・ポワントという。
  • ア・テール: 床に足をつけた状態のこと。
  • タンデュ: 膝を曲げずに、片足ずつ出して戻す動き。
  • ドゥバン、デリエール、ア・ラ・スゴンド: ドゥバンは「前に」、デリエールは「後ろに」、ア・ラ・スゴンドは「横に」の意味。
  • アラベスク: 片足を軸にして、もう一方の足を後ろに上げる形。

⑤バレエの適切なレッスン頻度は?

バレエの適切なレッスン頻度は?

大人のバレエは週1回だけでは頭も体も忘れてしまいます。では適切なレッスン頻度はどのくらいでしょうか。

あなたの運動量は足りてる?

バレエを始める際に、踊る前に最初の壁が待っています。それは基礎体力や筋力です。バレエでできないことの多くは、筋力不足が原因です。

例えば、バレエは「つま先立ち」の姿勢が基本です。そこからアレグロ(ジャンプ)の練習等が始まります。基本のつま先立ちも一定の筋力が必要ですので、バレエは一定の筋力や基礎体力がないと難しく、踊る練習をすることすらできません。

適切なバレエのレッスン頻度であっても、自分の今の筋力や基礎体力を鍛える習慣が必要になります。早く上達したい方は、筋トレや自身で練習する習慣をつけていきましょう。

バレエを始める前のエクササイズ

バレエを始める人は、ジム等に通って筋トレをすることをおすすめします。バレエを始める前のエクササイズとして、習慣化すると良いエクササイズをピックアップしました。

  • ウォーキング
  • ランニング
  • 水泳
  • ピラティス

これらの運動はバレエを踊るための筋力・基礎体力を鍛えるのに、最低不可欠な要素を賄うことができます。

適切なレッスン頻度

レッスン頻度は前述で運動量について記載しましたが、運動不足な人はまずエクササイズから始めましょう。

目標にもよりますが「趣味で楽しくやりたい」という人は週1回程度で、慣れてきたら徐々に増やしていくと良いです。しかし、「発表会に出たい」「上手になりたい」という方は、レッスンは週に2~3回+自身での筋トレや練習が必須になります。いずれにしても、筋力や基礎体力を鍛える必要があることは覚悟しましょう。

⑥バレエ上達のコツ

バレエ上達のコツ

大人がバレエで上達するコツは、子供が上達する方法とは全く異なります。

大人の場合は、仕事や家事等で子供よりも練習する時間がなかなかとれない、という方も多いですよね。また、子供は成長と合わせて体が覚えるので上達が早く、大人は子供よりも上達までに時間がかかります。ですが、大人は工夫をすることで上達スピードをあげることができます。では、その工夫とはどのようなことでしょうか?

DVDでプロダンサーの動きを見よう

先程の工夫の答えは「理解する」ことです。レッスン等で学んだことの本質を理解できると、脳が刺激されてコツを掴むことができます。そこでおすすめするのは、DVDでプロのダンサーの動きを見て理解することです。

何事も初めての経験は「見て真似る」ことから始まります。プロのダンサーの動きを、スローモーションで見ると、「こういう風にすればいいのか!」という発見があり、教わったことの意味を理解できます。理解ができれば上達は早いので、是非DVDでお試しください。

《おすすめバレエ作品はこちら》バレエといえばチャイコフスキーの「白鳥の湖」

バレエ教材もおすすめ

今までレッスン教室について記載しましたが、バレエは独学で学ぶこともできます。バレエのレッスンDVDや、バレエを解剖学的に説明している教材等もあります。ステップの意味や動かし方を解説している書籍等も出版されています。

《おすすめの教材はこちら》大人から始めるやさしいバレエレッスン  [DVD]

ダンス解剖学 (スポーツ解剖学シリーズ)

大人は頭を使って練習することが上達の近道ですので、早く上手になりたい人は、DVD教材や書籍で理解を深めましょう。

まとめ

大人が趣味でバレエをすることは「憧れのダンサーの様にうまくなりたい」「楽しく健康のためにやりたい」等、人それぞれ目的が違います。大事なことは自分にあった実現可能な方法を見つけることです。これからどんなバレエライフを送りたいのか、イメージしてみてはいかがでしょうか?

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