リュックというと、少し前までは子供の遠足や登山に使うものというイメージが一般的でした。けれど、いまや社会人にとって自転車通勤や電車通勤など仕事で使うリュックは当たり前となりました。
もはや市民権を得たアイテムですが、プライベートな場面やアウトドアで使うリュックとは一線を画し、社会人としてビジネスにふさわしいデザインや機能が欲しいところです。スーツで背負ってもおしゃれにキマるリュックの選び方や種類をおさえたあとに、メンズとレディーズ、シーン別のオススメをそれぞれチェックしてみましょう。
ビジネスリュックについて
ビジネス街を歩けば、手提げのカバンを持ち歩いている社会人が多いですが、最近ではスーツにリュック姿の人が増えてきました。両肩に背負うリュックには、収納力や両手があくという機能性というメリットがあります。
機能性を含めたビジネスリュックの選び方を詳しく見ていきましょう。
ビジネスリュックの選び方
通勤に便利なリュックの選び方のポイントは、サイズ・色・デザインの3つです。
サイズ
ビジネスリュックを選ぶ際に、まずチェックすべきはサイズです。必要以上に大きなビジネスリュックを選んでしまうと体に余計な負担を与えてしまう上に、フットワークにも影響してくるので注意が必要です。
ビジネスリュックを購入する場合、最低限おさえたいのが、社会人としてよく使用するA4サイズのファイルを収納できることです。ビジネスではA4サイズが主流となっているため、少なくともA4サイズのファイルや書類が収まるビジネスリュックを選びましょう。
色
色はビジネスシーンで不快感を与えない「ブラック」が一番人気です。また、汚れが目立たず、どんな着こなしにも合わせやすいという利点もあります。次点は、グレーやネイビーになります。
デザイン
デザインは派手な装飾のないシンプルなものが一般的です。できればロゴは同色、または小さくて目立たないシンプルなものが好ましいです。
ビジネスリュックの種類
ビジネスリュックには大きく分けて
- シンプルな通常のリュックタイプ
- 2WAYのタイプ
- 3WAYのタイプ
の3種類があります。それぞれ見ていきましょう。
通常のリュックタイプ
両肩がけをするシンプルなショルダーパットを採用したビジネスリュックが最もオーソドックスなリュックタイプです。色は黒かグレーがベース。ロゴは小さめが理想で、主張を抑えたものを選ぶようにしましょう。
2WAYのリュックタイプ
2WAYのビジネスリュックは、リュックと手持ちカバンの2タイプを使い分けられるのが特徴。通勤や移動中にはリュックとして背負い、お得意先では手持ちカバンとして活用できるため、見映えに気を使いたい社会人にとっては便利なタイプです。
3WAYのリュックタイプ
3WAYのビジネスリュックは2WAYの使い方に加えて、肩がけができるのがポイントです。サイドポケットをうまく活用したい方やシーンに応じて幅広く使い分けができるタイプを求めている方はチェックしておきましょう。
ビジネスリュックのマナー
様々なタイプのある便利なビジネスリュックですが、マナーとして満員電車では背負わないことは気をつけていただければと思います。
- 前に抱える
- 手に持ち足で挟む
- 網棚に置く
揺れや混雑で他人に当たりやすいビジネスバックはこうした持ち方で気持ちよく利用されるのをおすすめします。
女性にオススメ!ビジネスリュックレディースブランド
通勤時にビジネスバッグではなく、両手が自由になって便利なリュックを使用する女性も増えてきました。今時のリュックは、通勤にもピッタリでなおかつお洒落なものがたくさん出ています。ここでは、通勤用のおすすめレディースリュックのブランドを3つご紹介します。
PORTER(ポーター)
作りがしっかりしていて機能性も十分、それでいて女性らしいリュックサックも展開しているのがPORTER(ポーター)です。バッグの有名ブランドとしてこれまでの実績も安心ポイントです。
ACE(エース)『Kanana project(カナナプロジェクト)』
女性向けの通勤リュックやカジュアルリュックを展開しているのが「Kanana project(カナナプロジェクト)」です。日本のバッグメーカーACE(エース)が展開しているブランドでもあります。
TUMI(トゥミ)
ワンランク上の高級ビジネスリュックTUMIは世界中のキャリア女性から支持されるアメリカ生まれのプレミアムラゲージブランドです。ビジネスユースに最適な機能的で丈夫な本格通勤リュックをリリースしています。
男性にオススメ!ビジネスリュックメンズブランド
メンズの社会人がかっこよくスーツにリュックを背負うには必要十分な荷物を入れられるものがふさわしいです。ここでは、スタイリッシュなおすすめのメンズリュックのブランドを3つ紹介します。
Samsonite(サムソナイト)
Samsonite(サムソナイト)はスーツケースなど高品質なトラベルバッグを作っていました。それが転じてビジネスバッグも作るようになったのですが良い製品を作っています。そうした歴史もあって持ち運ぶことに関してはプロです。ショルダーの作り、内部の収納の充実などビジネス用リュックに必要なものがギュッと詰まっています。
Incase(インケース)
機能性とファッション性が両立された、Incase(インケース)のリュック。注目されてる理由は、MacBookやiPadなどのアップル製品の収納に適したデジタルガジェット対応のリュックという点にあります。使い勝手が良いデザインと高いファッション性を持つIncaseのリュックは、目まぐるしく働く都会のスーツスタイルにピッタリです。
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
アウトドアブランドとしてよく知られるTHE NORTH FACE(ザノースフェイス)。実はビジネスマン向けのリュックも展開していて、ビジネスの適した機能性がそろっています。落ち着いたデザインも良いです。
IT業界向け!PCも入る大容量ビジネスリュックのオススメ
リュックがとくに役立つシーンとしてパソコンの移動が多いIT業界のビジネスパーソンがあげられます。日常的にノートパソコンやタブレットを持ち歩くのであれば、それらが収納しやすいかどうかも重要なポイントです。リュックの中のクッション素材や開閉するチャックの仕様、周辺機器が入れられるスペースがあるかどうかなども購入する前に把握しましょう。
MOLESKINE(モレスキン)
ノートや手帳でおなじみのMOLESKINE(モレスキン)。スタイリッシュなデザインが特徴です。PCや書類を収納する箇所もあるので使い勝手もよく、洗練されたデザインが他のブランドと一線を画しています。
自転車通勤者向け!防水ビジネスリュックのオススメ
家と会社までの往復を自転車で通勤してる社会人もリュックは大変重宝するアイテムです。
ビジネスリュックは重要な書類を持ち運ぶことも想定して、防水レベルを確認しておくことも重要です。とくに自転車通勤者は背負って持ち歩くことが多いので、雨天時に濡れてしまうことも考えられます。傘ではカバーできないことも考慮して、ぜひ防水性の高いものを選ぶようにしましょう。
MANHATTAN PASSAGE(マンハッタンポーテージ)
メッセンジャーバッグづくりで活かしたノウハウがリュックにも反映されていて、高いクオリティを誇ります。はっ水素材などの防水対応の生地が使われていてデザインもさまざまなのがおすすめです。
まとめ
カジュアルなイメージが強いリュックですが、これまで見てきたように最近ではスーツにも合うようにシンプルでファッション性に富んでいるリュックも多く出ています。職場のルールや業種によって変わるもののスーツにリュックの使用はOKという会社は増えてきているので、昔と比べるとスーツ×リュックのスタイルに対し世間は寛容的になっています。
リュック以外に手提げ、ショルダーに対応できる多機能型のバッグも多く販売されているのでこのようなアイテムを買っておくと様々なシチュエーションに臨機応変に対応できるのでおすすめです。
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