近年副業は、サラリーマンなら誰もがやっていると言っても過言ではないほど、もはや普通のこととなってきました。実際に自分も始めようか検討している、という方も少なくないでしょう。そこで今回は、副業を考えているサラリーマン向けにおすすめの副業や、安全に行うための方法をお伝えします！
なぜ副業が必要なのか？
そもそもなぜサラリーマンにとって副業は必要なのでしょうか。その理由を大きく3つにわけてお伝えします。
給料はあがらない
サラリーマンなら誰しも会社で成果を出して給料をあげていきたいと考えると思いますが、実際のところはここ10年平均給与は平行線で、期待するような昇給は考えにくいです。2007年の平均給与は437万円（リーマンショック前）でしたが、10年後の2017年は432万円と、リーマンショック後年々増えてきてはいますがほぼ変化していないです。
税金は増える
給料は簡単に増えないけれど、税金はどんどん増えていきます。消費税、所得増税、国際観光客税、第3のビールの増税など、すでに増税が決まっているものもあり、税金だけはいつの間にか引き上げられていきます。給料が多少増えたところでカバーしきれなくなることも考えられます。
年金は減る可能性がある
最も多いとされる団塊の世代が定年を迎え年金受給が始まると、社会保険費の負担はこれまでよりも大きくなります。財政を安定させるために給付額を抑える必要があるという意見もあり、今後減っていく可能性があります。そして年金をもらえる年齢も70歳以上に引き上げの可能性もあります。そうなると定年退職も収入がなければ生きていけなくなってしまいます。
おすすめの副業
お金に困るようなことがこの先ないように、できることなら副業を考えるべきだということが分かったでしょう。では、実際に副業を考えるにあたりどんな仕事を選ぶべきか、いくつかおすすめの副業をご紹介します。
アフィリエイト
まずアフィリエイトとは、ネット上で商品やサービスを紹介しそこを通して売れた場合報酬が入る仕組みをいいます。成功した時の報酬は大きく、本業を超えてしまうほどに稼ぐ人もいます。また、紹介する記事をつくった後、その後なにもしなくても報酬が発生するような不労所得を得られる可能性があるのも魅力です。アフィリエイトで報酬を得られるようになるまで最低半年はかかると言われていますが、PCに詳しい人であればもっと速く、そして大きな報酬を得ることができるためおすすめの副業になります。そのためにも稼げるジャンルの見極めが重要になってきます。
興味はあるけどどうやって立ち上げればいいのかわからないという方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、アフィリエイトサイト作成代行の「Commit」 。こちらではアフィリエイトのプロがキーワード選定からサイト作成まで行ってくれるので、はじめての方でも安心です。
アドセンス
そもそもアフィリエイトとアドセンスの違いが分からない方もいると思います。アフィリエイトは前述の通り、ネット上紹介をきっかけに売れたら報酬が発生します。そしてアドセンスは、ネット上で紹介したものがクリックされれば報酬が発生します。売れなくてもいいのです。
これだけ聞くとアドセンスが簡単だと思いますが、報酬が発生しやすい代わりに単価が低いです。売上が伸びにくいですが、はじめやすく成果もあげやすいので、初心者はアフィリエイトよりもアドセンスから始めるほうがいいでしょう。
せどり・転売
これまで副業をしたことがない人にとって一番とっつきやすく成功しやすいといわれているのが、せどり・転売です。まずなにより、初期費用がほぼかかりません。時間をかけて少額からでも着実に増やしていけば利益はでます。そして、古本屋やリサイクルショップには利益率が数百%になるものがあったりもします。そういうものをみつけることができれば効率よくお金を稼ぐことができます。
まずは、特に簡単に始められる電子ギフト券の売買から始めるといいでしょう。「amaten(アマテン)
」では、多くの電子ギフト券を取り扱っており、誰でも安心で簡単に取引ができます。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、ネット上で特定の業務を依頼、受注する仕組みのことをいいます。例えば企業が運営するメディアサイトの記事のライティング依頼や、システム開発の依頼などもあります。個人の依頼では似顔絵などもあります。仕事を探している人が自分の得意分野で活躍しやすく仕事量やペースをコントロールしやすいのも特徴です。報酬はそれぞれのスキルによってピンきりです。
今からクラウドソーシングを考えている人は、まず「クラウドワークス
」への登録をおすすめします。ここはクラウドソーシングの老舗で、案件数がとても多く種類も豊富なため仕事が見つかりやすいです。
治験
治験はボランティアのくくりに入りますが、高額謝礼が見込めるため短期バイトとしてはとても稼ぎやすいです。また、検査期間もしっかりと決まっているため、スケジュールも組みやすいです。入院して行うタイプと通院して行うタイプがありますが、サラリーマンならば通院のほうが適しているでしょう。おそらくひっかかる点として安全かどうか、だと思いますが、安全性を確認したうえで最後に人体で試すものなので問題はないと言われています。
「ニューイング
」では、今現在募集している治験を確認することができます。登録も簡単で専門医から話を聞くこともできるためオススメのサービスです。
民泊
自分が所有している物件を旅行者などに有償で貸すサービスです。近年訪日外国人が増加傾向にあり、ホテルや旅館など宿探しに苦労する方が増えているため、もし空いている物件を持っているのであれば参入を考えてみてもいいかもしれません。労働時間をかけずに稼ぎやすいですが、急激に法整備も進んでいるため注意が必要です。
もし物件を持っていなくても民泊に興味があるなら、「民泊物件.com」をおすすめします。こちらでは家主・管理会社から民泊運営の許可を頂いた物件情報のみが掲載されており、安心して民泊を始めることができます。
また、世界中の旅行客が使っている民泊検索サービス「Airbnb」は必ず登録しましょう！
FX
FXと聞くとギャンブルだと思われるかもしれませんが、副業というよりは資産運用という意識で取り組みましょう。必ず資金に余裕がある時にだけ、FXにお金を回すようにしましょう。深追いはもってのほかですが、徹底的に管理しながら行えば資産運用としてはとても効率的な副業になります。そして短期ではなく長期的な取引をおすすめします。精神的に追い詰められることが多いのも確かなので、余剰資金だけでやることを強くおすすめします。
株
FX同様、余剰資金での運用であればとても効率的で旨味もあると言えます。むしろ資金に余裕がない場合は手をださないことが懸命です。株は配当金と株主優待がうれしいですが、自分をコントロールできなければギャンブルとなってしまうこともあるため本当に注意が必要です。
おすすめしない副業
サラリーマンの副業は、本業に支障をきたさずにやることが絶対条件となります。そして限られた時間の中で副業と言えるだけの稼ぎが必要になります。ここではサラリーマンにはオススメしない仕事をご紹介します。
薄給の仕事
クラウドソーシングの中でも、比較的はじめやすい簡単なライティングの仕事などがあります。文字数をかせげば報酬を得られる簡単な仕事と考える方もいますが、修正が何度も入ったりと手間がとてもかかる場合もあります。結局時給換算すると数百円ということもざらにあるためオススメしません。
時間をとられる仕事
アンケートモニターやポイントサイトでの仕事は、副業としてはオススメしません。時間をかけて量をこなさないとお金を稼ぐことができないためです。そもそも案件を探す時間がないし、成長につながることもあるとは言えないので、やるだけ時間の無駄です。
体力をつかう仕事
引っ越し作業など高額な報酬が得られるため選択する方も少なくないですが、そこで体を酷使してしまい本業に支障をきたすなんてことが起きたら、それは本末転倒です。よほど体力に自身がない限りは、長期的に続けられる仕事でもないので避けるべきです。
上手に副業するためには
副業として選ぶ仕事の内容も重要ですが、他にも把握しておくべきことがあります。安定的にお金を稼ぐためにも以下のこともチェックしておきましょう。
会社の就業規定を理解する
当たり前の話となりますが、必ず本業の会社の就業規則を確認しておきましょう。もし隠れて副業する場合、所得が増えたことにより住民税も増え、結果的に会社に知られてしまうこともあります。住民税を自分で納付するようにすれば給与から引かれることはなくなりそこから会社に知られることもなくなりますが、必ず自己責任で行ってください。
自分の得意な分野にする
副業の目的はそれぞれだと思いますが、大抵の場合収入を増やすためだと思います。誰でもできるような簡単な仕事はたくさんありますが、可能ならば自分の得意分野を活かすほうがいいです。それは収入面だけでなく、楽しく仕事をしたり、自分のスキルアップに繋げたり、よりよい人生を送るためのきっかけとしても考えられるのです。自分にどんな影響があるのか、考えならがら副業を選びましょう。
しっかりと管理する
自己管理は徹底すべきです。本業やプライベートに影響が出ないよう、バランスを取りながらお金、スケジュール、体調の管理が必要です。長期的な副業を考えているのであれば、自己管理がずさんになるとすぐに破綻してしまうので特に注意が必要です。
目標を明確にする
やるからには目標をたてて行動しましょう。仕事としても当たり前の話ではありますが、目標金額と期限を設定してモチベーションを保つようにしましょう。ただし、あくまで副業ですので無理は禁物です。本業もプライベートもダメになる、が最悪のパターンです。
確定申告する
副業で稼げるようになると、確定申告が必要になります。申告漏れがあると、過去を遡り徴収される場合があるので覚えておきましょう。
確定申告の手順
副業で確定申告にかかわるのは所得税と住民税です。1月1日から12月31日までの副業で得た収入を、翌年の3月15日までに確定申告し所得税を納税する必要があります。
確定申告をすると税務署から居住している市区町村に住民税額が通知されます。本業で住民税を払っている場合は、上乗せされて住民税額が会社に通知されます。
確定申告のボーダーラインは20万円
副業で確定申告が必要なのは、副業所得が合計で20万円を超える場合です。20万円以下であれば所得税の確定申告は不要となりますが、住民税の申告は20万円以下であっても必要な場合があります。これは市区町村によって違うので事前に調べておく必要があります。
副業の種類を知っておく
種類によって、確定申告の手順が変わるので知っておきましょう。
- アルバイト（飲食店の店員やイベントスタッフ、引っ越しスタッフなど）
確定申告には本業の源泉徴収票と、アルバイト先の源泉徴収票の2枚が必要になります。
- キャバクラ・ホステスなど
勤め先から報酬支払調書をもらって確定申告をします。キャバクラ・ホステスの仕事の給料は税法上「ホステス報酬」といいます。
- 金融系（株・FX）
株の売買の場合、所得の種類が「譲渡所得」になります。売買している口座の種類によって確定申告が必要かどうか決まります。
特定口座（源泉徴収なし） … 必要。年間通して損をしている人は不要。
一般口座 … 必要。年間通して損をしている人は不要。
NISA口座 … 不要。配当金を郵便局や銀行口座で受け取った場合は必要。
- ネット系（アフィリエイト・オークション・原稿料など）
所得の種類は「雑所得」となり、所得の合計が20万円以上の場合は確定申告が必要です。
- 不動産投資
所得の種類は「不動産所得」となり、所得の合計が20万円以上の場合は確定申告が必要です。
確定申告が楽になるアプリ
手順が分かっても面倒なことには変わりないと思うでしょうが、最近ではアプリで管理して、出力してそのまま提出なんてことができるサービスもあります。特にオススメのアプリを紹介します。
＜Moneynote＞
このアプリの一番の特徴はお金の管理がしやすい点です。細かい設定など不要のシンプルなUIのため、面倒なことが苦手な方には特にオススメです。
＜Taxnote＞
税理士もオススメするアプリです。誰でも感覚的に記帳できるシンプルな作りに加え、クラウド会計サービス用のデータ出力が簡単にできる点も素晴らしいです。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回いくつかおすすめの副業を紹介しましたが、実際に自分自身のライフワークになにが合うのか、やってみなければ分からない部分もあります。ただ、どうしようかと悩んでいるのであれば、どんなことでもまずはじめてみることが重要です。失敗することもあると思いますが、そこから学んでさらに効率的に副業できるようになるのでどんどんチャレンジしてください！
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