布団を超シンプルにしてミニマリストに!布団の捨て方とマットレス選び

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この数十年の「モノがたくさんあることがよいことだ」という時代が終わりを告げたかのように、持ち物を少なくしてシンプルにしていく考え方、シンプルな生活スタイルが流行しています。モノを捨てていく「断捨離」という言葉はすっかりポピュラーになり、「ミニマリスト」という極端なまでにモノを少なくする生活スタイルやその哲学が出てきました。

今回は、「布団」にフォーカスして、布団などの寝具をどうやって少なくし、寝ることを「ミニマリスト化」していくかを考えます。

布団をミニマルにするには

布団をミニマルにするには

狭い部屋の中で、布団はほんとうにやっかいです。

まず、大きい。いまどき押入れがある部屋は少なくなりました。収納する場所を確保するのもたいへんです。布団は使っていると湿気をもちますので、ときどき干したくなります。布団が干せる陽当たりのよいベランダは、都心ではかなり贅沢な設備です。干す場所がない場合、布団乾燥機を買うことになり、またモノが増えてしまいます。

しかも、夏用と冬用で別々に必要です。敷布団は同じでガマンできても、掛け布団は分けているヒトが多いでしょう。毛布もあります。家族分必要になり、数が増えてさらに収納に悩みます。

ベッドを置けば、布団の収納場所の悩みは減りますが、ただでさえ狭い部屋がさらに狭くなり、その下にはホコリがたまります。

床に寝る

ベッドも、マットレスも、敷き布団も、シーツも、ぜんぶ捨ててしまいましょう。直接床に寝ればよいのです。何も敷かずに床に寝ることについて、ミニマリストしぶさんのブログで追求されています。床で寝るミニマリスト | ミニマリストしぶのブログ によれば、「高級マットレスでもコンクリートでも睡眠の質は同じ」という研究があるそうです。

私も、腰痛になったときにマッサージの先生から、床に寝ることを実際に勧められたことがあります。「そんなの無理!」と思いましたが、ミニマリストを目指すなら一度試してみる価値があると思います(無料ですぐに試すことができます。今夜から!)。

寝袋

「寝袋」はどうでしょうか。寝袋なら、敷き布団だけでなく、なんと掛け布団やそのカバーも捨てることができます。キャンプ気分も味わえるしキャンプに行くときはそれを持っていくだけ!

ただし、寝返りをうつときに抵抗が出ます。さらに、キャンプ用のシートやヨガマットを敷いたとしても、床に寝るのとあまり差がなく、床に寝られないヒトに寝袋はオススメできません。

畳に布団

日本の伝統的スタイルは、実はミニマルなのです。茶室を想像してください。西洋の生活スタイルと比べて、シンプルでモノが少ない傾向にあります。

しかし、畳に布団では、収納場所、つまり押入れ確保の問題は解決しません。さらに、いまのマンションやアパートに畳の部屋があることは少なくなりました。カタいフローリングの床に薄い布団を敷いて寝るのはツラいでしょう。

マットレスのみ

では、「マットレス」のみにするのはどうでしょうか。

敷き布団は捨てます。ベッドもありません。掛け布団もエアコンがある前提で必要最小限にしましょう。マットレスに選択の余地があるものの、シンプルで、かつ、寝心地も確保されそうです。

ミニマリストになるために、「マットレスのみ」生活を追求します。

布団をマットレス化してミニマリストに!

布団をマットレス化してミニマリストに!

マットレス化のメリット

マットレスのみにすることのメリットは、なんといっても布団が捨てられることです。かさばって収納場所にこまる布団を部屋から追い出すことができます。よって、「布団を干す」という行動からも解放されます。

また、折りたたんだり立てかけたりすることで、部屋に置いてもそれほど場所をとらず、押し入れなど収納場所が必要ありません。商品によっては、ソファとして使えるように折り畳めるタイプや、カンタンに丸めて立てられるようになっているタイプもあります。ベッドや布団を追放して部屋を広くしましょう。

マットレス化のデメリット

汚れたときに洗いにくい、というデメリットがあります。これは市販のマットレス用カバー(ボックスシーツ)が安く売っていますので、これで解決できます。

マットレスの寝心地は、商品によって千差万別、価格も数千円から十万円を超えるものまで、いろいろなタイプがあります。自分のライフスタイルや好みに合うものを追求しましょう。

ベッドが壊れてそのままマットレス

もしいま、ベッドで寝ていれば、マットレスのみを残してベッドの枠を捨ててしまいましょう。粗大ごみ回収の費用がかかってしまうかもしれませんが、何も買い足す必要がありません。私もこれを経験したことがあります。繰り返し同じ場所に座ることに耐えられず安物のベッドの枠が壊れて、意図せずミニマリストになったことがありました。ほとんどのベッドでは、マットレスがあれば寝心地は変わりません。

ただ、マットレスのみで利用することが考えられていないので、ものすごく重かったり、折り畳めず部屋が狭いままだったりすることがデメリットです。

ミニマリストならコレ!「エアリーマットレス」

ミニマリストやミニマリストを目指しているヒトに絶大な支持を得ているのが、「アイリスオーヤマ エアリーマットレス 」です。

通気性がよく、干す必要をあまり感じません。折り畳みできて、屏風のように立てておくこともできます。きれい好きな方のために、マットの中身もカバーも丸洗いが可能な構造になっています。

「高反発」つまり押し返しが強いタイプで、布団に比べると固く感じます。寝返りをうつとシャリシャリと音が出るところも、気になる方がいるかもしれません。

ソファがほしい!寝心地がほしい!「DORIS 高反発 マットレス」

折りたたみかたが工夫されていて座れるようになる「ソファタイプ」の製品があります。

単にソファタイプならもう少し安いものもありますが、「DORIS 高反発マットレス」は中身のウレタンに工夫して寝心地を追求しているため、少し高めの価格設定です。

正直なところ、ソファとしての使い心地はいまひとつで、普通のソファのかわりにはまったくならない印象です。ただ、ミニマリストがソファを買うことは考えられないので、それでもソファのようなものがほしい、といったニーズにはこたえられます。ちょっと横になりたい、ちょっとリラックスしたい、という用途には十分です。

寝心地は高反発といえども柔らかく、ぺったりと体にくっつきます。床の固さを感じることはなく快適ですので、前述のマッサージの先生によれば、腰痛にはあまりよくないのかもしれません。

もっと高いマットレス「東京西川 エアーシリーズ」

ミニマリストといえども寝心地は追求してよいはずです。ミニマリストしぶさんも『ミニマリズムの本質は強調』と指摘していて数少ない家電には価格の高いものを置いています。マットレスの高価格帯はアスリート向けとされているものが多く、代表格は「東京西川 エアーシリーズ」です。ベテランのスキージャンパーである葛西紀明選手がその著書で紹介し絶賛している商品です

最上位クラスの「東京西川 [エアーSI]」は一番小さなシングルで8万円超、ダブルは10万円を超える価格ですが、その寝心地は折り紙付きです。

中身のウレタンはちょっと重く、扱いづらいのですが、専用のカバーが付いており、ベルクロ、マジックテープでカンタンに丸められるようになっています。折りたたんだときの大きさは「エアリーマットレス」にかないませんが、部屋のすみに丸めて立てておけます。

寝てみると、固めでブツブツのマット面に心地よく押されます。これなら私のマッサージの先生も納得するかもしれません。

まとめ

布団、寝具をミニマルに、ミニマリスト化すべく、その結論として、マットレスを追求してみました。モノを捨てて、シンプルに生活するため、お役に立てば幸いです。

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