趣味を履歴書に書く際の注意点。しっかりアピールして面接で差をつけよう!

履歴書を見る女性 大人の嗜み

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皆さん就職や転職の際に履歴書を書いた経験があるかと思います。学歴や志望動機などはスラスラ書けても「趣味」欄に何を記載するかで悩んだことは無いですか?

他の項目に比べて趣味欄は小さく、あまり重要でないように感じるかもしれませんが、実は趣味も人事担当にアピールする重要な要素の一つです。趣味でこれにハマっている!という人も趣味らしい趣味が無い…という人もうまくアピールできるように、履歴書の趣味欄の書き方を考えてみましょう。

そもそもなぜ履歴書に趣味欄があるのか?

毎度書き方に悩んだり、書けるような趣味がないので困ったり、という方も多いと思いますが、なぜ履歴書に趣味を書く欄が存在するのでしょうか?実はこの欄の記述内容が直接採用、不採用に関わることは多くは無いです。

あなた自身を知りたいから

履歴書に趣味欄が存在する理由の1つとして、あなたの人となりを知りたいから、という理由があります。あなた自身の人柄や、価値観を知ることで、「実際に会社で仲間と働いているイメージが沸くか」「社風と合いそうかどうか」などをチェックしているのです。書いた内容によっては、たまたま趣味が一緒だったなど、話が盛り上がるネタになるかもしれません。

その人本来の雰囲気を知りたいから

もう一つは緊張をほぐし、リラックスしてもらうことであなた本来の雰囲気を知りたいという狙いもあります。堅苦しい質問や、時には答えづらい質問が続く中で、あなたの得意分野について話してもらうことで、面接官はあなたのより素の表情を見たいです。

趣味欄は工夫して書かなきゃいけないの?

書き方によっては他の学生さんや選考者との差別化に繋げられる効果があります。特に複数名で採用を悩んだ際など、差をつける材料になる場合もあります。

面接を盛り上げるネタに

あまり聞かないような珍しい趣味をお持ちの方は他の選考者と差別化ができる点で面接を盛り上げるネタとして使える場合があります。面接官は何通も履歴書に目を通すので、あまり見かけない趣味を見つけるとやはり気になりますし、あなた自身も得意分野について自信たっぷりに話すわけですから、面接官との話もきっと弾むと思います。

(例)

  • 競技人口の少ない珍しいスポーツをしている
  • 他の大学にはないような部活動、サークルに所属している
  • 全国○位、検定○級」といった優秀な成績を収めた経験
  • 「温泉ソムリエ」「けん玉検定」など単純に持っていることが珍しい

しっかり企業研究していることを伝える

面接中の風景

最近では企業側が「社員の部活動」を推奨、サポートするケースも増えてきました。公式ブログやSNSなどを使って外部に配信している企業もよく見かけます。もし、こういった部活動の情報を見つけることができたら関心の高さをアピールできるかもしれません。

例えば、会社のサークルとして「フットサル」チームを持っていることがわかっていれば、経験のある方なら「ぜひ御社のフットサルサークルで活動してみたいです!」と伝えることができますし、採用担当者にもしっかり企業研究していることや、志望度が高いことをが伝えることができます。

書き方のポイント

履歴書の趣味欄を面接の場で活かすためのテクニックをご紹介しました。次は面接の際に効果的にアピールするためにはどのように記載するのが効果的かを考えてみましょう。

企業や職種に応じて履歴書の書き方変える

基本的には「面接官がこの履歴書読んでどう思うか?」を想像しながら客観的に文章を記載する必要があります。業界や職種によってどんな人を求めているかは異なりますから、当然会社ごとにアピールすべきポイントも変わってきます。

例えばIT業界であれば「プログラミングができる」とか、「Webに詳しい」いう特技は大きなアピールになります。営業職であればスポーツやアウトドアの趣味を書くことで「行動力がある」「チームワークを大切にする」「アクティブである」というアピールができます。

アピールしたいポイントを強調する

同じ趣味でもアピールの仕方を変えるだけで伝えられる情報の質は大きく変わります。「スポーツ」が趣味と答えた場合なら書き方を変えるだけで印象が変わります。

アクティブな性格をアピールしたいのであれば習得したことのない技術が必要な場合でもどんどん練習して向上していくのが好き、リーダーシップをアピールしたいのなら自分が中心となってメンバーの取りまとめ、みんなが楽しめる雰囲気作りを心がけている、分析力・緻密さをアピールしたいなら練習プランを作成したり、動画を撮って改善ポイントを洗い出して取り組んでいるなど、「スポーツ」だけでもアピールポイントを強調することで異なる印象を相手に与えられます。

趣味欄は箇条書きではなくなるべく文章形式にしよう

履歴書の趣味欄は、他の項目と比べてスペースが小さいものが大半です。つい箇条書きで記載しがちですが、アピールのためには箇条書きではなく、簡単な文章形式で書きましょう。

例えば「映画鑑賞」とだけ書かれてもどんなジャンルが好きなのか、どのくらい好きなのかがここからは読み取りづらいです。ただ「映画鑑賞」とだけ書かずに「映画鑑賞、特にSF映画が好きで、古いものから最新のものまで300本鑑賞しました。休日は映画館に行くことも多いです。」など具体的に書いてあるとあなた自身のことがより伝わりやすくなります。

あなたの趣味を数字を使ってより具体的に

記載するときにインパクトのある数字を書くことでより伝わりやすくなります。例えば、ウォーキングが趣味なら「毎朝5時に起きて家の周辺をウォーキングしています」、野球が趣味なら「県大会で○位になりました」、英会話が趣味なら「TOEICで800点取りました」というような具体的な数字が効果的です。上述したように外資系の企業なので英会話、など企業や職種に合わせて記載しましょう。

あなただから書けることを!

変わった趣味を持っている人や、競技人口の少ないスポーツをやっている人は多くはありません。無理をして目立つようなことを書くよりも、「読書」でも構わないので「〇〇シリーズが好きで全て読破している、ストーリーや登場人物が魅力的である」など、詳しいあなただからこそ書けることを追記しましょう。変に奇をてらった趣味を書くと、いざ突っ込まれたときにうまく答えられなかったり、本来のあなたの人間性を伝えられない可能性があります。

書くのは避けたほうが良い趣味

履歴書の趣味欄は工夫して書くことであなた自身を有効にアピールできる項目です。しかし、何を書いてもOKというわけではなく、中にはあまり書かないほうが無難なものもあります。一般的に避けたほうが良いNGパターンをいくつかご紹介します。

空欄や「なし」

特に転職の採用面接場合は新卒と違って、前職での経験やスキルが最大の評価ポイントになります。そのため趣味欄は、あまり頑張って書かない人も多いかもしれません。しかし、空欄や「なし」と書いてしまうと、「なんだか素っ気なくて暗い」、「この人大丈夫?」といった印象も与えてしまいます。あなたでなければ書けない内容がかならずあるはずなので、今までご紹介したテクニックを使って有効にアピールしましょう。

ウケ狙い

目を引くために「〇〇(芸人)のモノマネ」など変わった趣味を書く人がたまにいるようです。基本的に人事採用担当者は「変わっている面白い人材」よりも、「常識的な組織人」を探している場合が多いので、ウケねらいのような趣味を記入するのは危険です。自分のキャラクターに相当な自信がある方以外はやめましょう。

社会的に悪印象な趣味

パチンコ、スロット、競馬、競輪など、ギャンブル系の趣味はその業界への志望でない限りは計画性や堅実性の側面からマイナスのイメージを持たれやすいのでやめましょう。政治や宗教色の強い趣味は企業や面接官がいいイメージを抱かない場合が多いです。

ゲームやアニメ、漫画、アイドル系などの趣味は、最近ではアニメ映画やゲームがヒットして社会現象になることも多いですが、保守的な会社や業界によってはまだまだ悪い印象を持つ場合があります。これらの業界を志望する場合は記載してOKですが、一般的には避けたほうが無難です。エンタメ系の業界ではむしろ歓迎される場合もあるのでうまくアピールしましょう。

不健康、依存性のありそうな趣味

不健康なイメージや、依存性を感じさせるような趣味も、履歴書に書くのは避けましょう。お酒、食べ歩き、買い物、麻雀など、人によっては、こういった嗜好性の強い趣味を不健康だとか、依存性がありそうだと感じることもあるので、もし趣味として嗜んでいても控えておいた方が無難です。

「趣味」欄の文例

履歴書の趣味欄文例

ここまでご紹介してきた内容を踏まえて、趣味欄の書き方を文例としていくつか記載します。

運動系の趣味の場合

  • 柔道
    学生時代から12年続けており、黒帯も取得しています。
  • フットサル
    中学、高校とサッカー部に所属しており、大学でもサークルに所属していました。高校では主将を務め、他の誰よりもメンバーを鼓舞して盛り上げました。
  • フィンスイミング
    学生時代、フィンスイミングクラブに所属しておりました。水泳は初心者でしたが、メンバーと共に日々の練習を3時間に加え自発的に自主練習も行い目指していた大会に出場することができました。

文化系の趣味の場合

  • 映画鑑賞
    映画鑑賞が好きで週3~4本観ています。週末はよく映画館に出かけます。今まで見た中で好きな作品は『〇〇〇〇〇〇』です。
  • 旅行
    国内が中心ですが、年に数回旅行に行きます。47都道府県全てに行ったことがあります。
  • カラオケ
    週に1回は必ずカラオケに行きます。点数で評価してくれるので、毎回データを取ってどうしたらうまく歌えるか研究しているので、100点を取れる曲が10曲あります。

それでも趣味がない人はどうしたらいい?

これを機会に新しく趣味を始めてみてはいかがでしょうか?本サイトでは様々な大人の趣味をご紹介しています。

まとめ

今回は、履歴書の趣味欄の書き方についてまとめました。選考を受ける企業のことを分析し、自分をどのようにアピールするか考えて記載することが大切です。どうしても書けない、趣味が無いという方はご紹介した記事を参考にぜひ新しい趣味を始めてみてください。履歴書にもさらっと書けるようになりますし、趣味を持っている大人はかっこいいです。

しっかりと趣味をアピールできるようになって面接で差をつけましょう!

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