あいみつを取る意味やメリットとは?【効果を高めるコツも紹介】

ビジネスマナー

本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ビジネスシーンでよく使われる「あいみつ」ですが、そもそもどんな意味があり何のために行われるか理解できていますでしょうか?

あいみつをするメリットやコツを理解しているだけで、検討がスムーズに行えたり費用を下げられる可能性もあるのです。

本記事ではあいみつを取ることについて、詳しく紹介していきます。

「あいみつ」の意味とは?

あいみつの意味

はじめにですが、「あいみつ」とはどのような意味を持つ言葉なのでしょうか?

あいみつの意味

ビジネスシーンでは「あいみつ」と広く認知されてきていますが、元は「相見積もり」という言葉です。

なんとなくイメージがつくと思いますが、複数の業者に見積もりをお願いして比較する意味です。

会社内で上司から「あいみつを取っておいて」と言われることもありますし、営業先で「あいみつでお願いしておりまして・・・」と話されることもあります。
社会人であれば日常的に使う言葉なので、もし、あいみつの意味を知らない場合は、今回を機に覚えておきましょう。

一括見積もりサイト「アイミツ」として使われる場合も

複数業者に見積もりを依頼して比較するあいみつですが、一括見積サイトの「アイミツ」と混合して使われる状況もあります。

ホームページ制作などWEBサービスを中心に使われることが多い「アイミツ」というサービスがあり、利用者も多くいるので自社がサービスを利用している場合には、混同しないよう気を付けましょう。

あいみつを取るメリット

あいみつを取るメリット

普段から多く使われるあいみつには、そもそもどのようなメリットがあるのか?

主に3つのメリットを紹介していきます。

適正価格が分かる

1つ目のメリットは適正価格が分かることです。

1社にしか見積もりを取らないと、高いのか安いのかの判断ができません。

たとえ自分がそのサービスや業界に詳しかったとしても、市場の変化や新しいサービスの登場などで価格は日々変わっていきます。そのように相場が分からない時にアイミツを取ることは見積もり価格が適切かどうかを判断しやすくなるのです。

3社で見積もりを取れば金額に差が出ます。会社によっては高めの金額で提示してくることも中にはあるでしょう。

そんな時、あいみつで複数の業者から見積もりを取っておくことができれば、相場より高い金額で契約することがなくなり、反対に余りに安すぎて質も悪い業者に当たることも避けられるのです。

サービスやコスパの比較がしやすい

あいみつは金額だけじゃなくサービスや質の比較がしやすくなるメリットもあります。

あいみつと取る時は金額だけじゃなく、どのようなサービス・商品かの提案も受けることとなります。業者によっては必要以上のサービスを付けて金額も高くなる場合もあれば、反対に、安いけど物足りないと感じてしまう場合もあります。

そんな時にあいみつを取って複数の業者の情報を持つことができていれば、料金だけじゃなくサービス内容の比較もまとめて行うことができるのです。

価格交渉がしやすい

あいみつを取ることは価格交渉がしやすくなるメリットもあります。

ビジネスにおいて費用対効果の判断は必要不可欠です。単に料金を抑えるだけじゃなく、より多くのリターンが得られるような判断をすることは見積もりを取る時にも言えます。

社内予算の都合など、値下げ交渉が必要な場面はたくさんありますが、その際にただ「値下げしてください」とお願いするよりも、他社の見積もりを元に値下げをお願いする方が交渉も通りやすくなります。

費用対効果を高めるための価格交渉がしやすくなることも、あいみつを取る大きなメリットの1つなのです。

あいみつを取る時のコツやマナー

あいみつのコツとマナー

あいみつを取る時には、コツやマナーがいくつかあります。

相手の業者に失礼がないだけじゃなく、知っておくとその先の交渉がしやすいコツがあるので、あらかじめ知っておきましょう。

あいみつを前提にしていると事前に伝える

あいみつを取る時、業者にはあいみつを前提に検討していると伝えておきましょう。

マナーの面で伝えておくべきなのも1つですが、1番は事前に伝えておく方がその先の交渉がスムーズに進みやすくなるからです。

あいみつを取ると伝えていないと、業者からの見積もりは定価でもらいやすく、比較を前提としないサービス内容で提示されやすくなります。もちろんその先の交渉で徐々に詰めていくのでも問題ないのですが、あいみつを前提と伝えるだけで手間が1つ2つ減らすことができます。

初回の見積もりから、他社を意識した金額で貰えたりサービスに付加価値を付けてもらえたりと交渉を優位に進めやすくなるので、あいみつを前提にしていることは素直に伝えておく方がおすすめです。

条件は細かく提示する

あいみつを取る時には、条件面は細かく伝えて見積もりを依頼しましょう。

見積もり依頼を受ける業者側としては、条件やサービス内容が指定されていないと正確な見積もりを提示しにくく、場合によっては少し余裕を持たせた見積もりを提示する場合も珍しくありません。また、条件がアバウトだと余裕を持たせた見積もりにもなりやすく、少し高めの見積もりになりやすいことも多くあります。

検討段階だとしても、なるべく条件は細かく伝えたりすることで、業者は見積もりも作成しやすく、料金も適切な価格で見積もりやすくなります。

分からない点があれば依頼の際に質問をするなどして、なるべく細かく情報を伝えるようにしましょう。

予算や目安は提示

あいみつは言葉の通り、見積もり=金額を提示してもらうものですが、予算や目安の金額がある程度決まっているなら事前に伝えることをおすすめします。

上記で説明をした”条件を細かく指定すること”と重なる所も多いですが、目安が分かっている状態だと、相手の業者も含めるサービスを適切に判断しやすくなり、見積もりの質も上がります。

また、時には予定の予算では対応できない場合も珍しくないので、事前に予算の目安を伝えることはお互いに余計な手間を取らないためにも大切となります。

提案の質を高め、余計な手間を取らないためにも、目安の予算ははじめに伝えておくことを心がけましょう。

あいみつを取る時、断る時の例文

あいみつのメール例文

あいみつを取るメリットやコツについて紹介してきました。

では実際にあいみつを依頼する時はどのように伝えたらいいのか?業者へ依頼する場合や、他の業者に決めて断りの連絡を入れる時の例文を紹介していきます。

あいみつを取る時の例文

○○様
お世話になっております。
〇〇会社の◇◇です。

この度、貴社の**サービスの導入を検討しており、以下の内容でお見積書を作成していただきたくご連絡を致しました。

  • サービス:(条件や希望内容、仕様など)
  • 予算:円~円
  • 納期:*年月日までに導入を予定

なお、今回は貴社をはじめ複数社への相見積もりを予定しております。
お忙しい中恐れ入りますが、〇月〇日までにお見積り頂けますと幸いです。

何卒宜しくお願いいたします。

解説

本記事で紹介してきた通り、予算をはじめ細かい条件は分かる範囲で記載しましょう。サービス・商品の納期に加えて、見積もりの納期もあわせて依頼することもポイントです。

もしサービス内容に不明点がある場合には、メールの終盤に質問内容を記載して分からないまま進めてしまわないよう気を付けましょう。

あいみつを断る時の例文

○○様
お世話になっております。
〇〇会社の◇◇です。

先日は○○(サービス)についてお見積りをいただきありがとうございました。

その後、社内で検討を進めてまいりましたが、今回は予算の兼ね合いで調整がつかず、残念ながら見送ることとなりました。

お見積りやご提案を頂いた中、申し訳ございません。

またぜひ機会がありましたら、宜しくお願いいたします。

解説

断りのメールを送るのが申し訳ないと感じるかもしれませんが、相手業者へのマナーや今後スムーズな取引を行うためにも、必ず送るよう心がけましょう。

メール文章については、見積もりを頂いた感謝は必ず含めるようにしましょう。自分は提案を受ける側だとしても、見積もりやサービスの提案には少なからず時間や労力が掛かっており、その配慮が無いと会社や人として信用を下げてしまう可能性があります。

もう1つのポイントは、断る理由を簡潔でもいいので付け加えることです。業者名まで出す必要はありませんが、金額面やサービス内容など見送る理由となった点を伝えることが出来ると、また見積もりを貰う際に考慮したうえで提案してもらいやすくなります。

今回は見送る結果だとしても、先の関係性を見越した上で配慮ある断り方が大切です。

あいみつの取り方まとめ

あいみつの取り方まとめ

あいみつを取るメリットやコツ、具体的な例文までを紹介してきました。

サービスや商材を検討している時など、相見積もりを取る場面はたくさんあります。比較検討するための作業と思われがちなあいみつですが、依頼の仕方や断る時の配慮などによって見積内容やその先の関係性は大きく変わってくるのです。

”効果的な”あいみつの取り方を実践して、少しでも高い成果が出せるよう取り組んでいきましょう。

コメント