大人でも大学に通えるの?社会人が大学を目指す時に気を付けたいこと

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大人になったけど、大学で学びたい。教養や仕事で役立つ知識を身につけたい。そう思っている方は多いのではないでしょうか。

しかし、仕事と勉強の両立はできるのか、スケジュール的に難しそう、費用はどれくらいかかるのか、など様々な不安があるかと思います。

ここでは、そんな不安を解消し、学びたいと思っている人の背中を後押しできればと考えています。この記事を読んで、社会人でありながらも大学を目指す人が少しでも増えたら嬉しいです。

受験の前に考えるべきこと

受験勉強

社会人が大学を目指すのは、学生の時に目指すのとは、生活面や今後の人生プランへの影響など大きな違いがあります。

その違いを確認しておくことで、自分にとって一番良い形での受験への準備を行いましょう。

「目的」をしっかり持つ

社会人が大学受験を考える際に一番大事なものが「目的」となります。ここをしっかり考えておけば、本当に受験をするべきか否かの検討や、学校選びの際の明確な指針になります。

また受験勉強の途中でつらい時にも、「目的」を思い出すことで、モチベーションを回復する手段にもなりえます。

できるだけ具体的に書き、複数ある場合は優先順位なども付けておくことで、自分の中での考えが明確になります。また、卒業後のプランについても考えておくことで、学校選択などで悩んだ際の「道しるべ」にもなるでしょう。

仕事との両立を考える

仕事をしながらの勉強は想像以上に大変です。仕事以外の時間でどれくらいの勉強時間が確保できるのか、またその勉強時間を受験までキープできるのか、家族がいる場合は協力してもらえるのか、

など現在の環境で勉強にあてる時間が取れるのか目途を立てたうえで、検討する必要があります。

社会人として学ぶメリット

働きながらの受験は大変な面も多いですが、逆にメリットもあります。学生の時よりも明確な目標を持って臨むのと、仕事との両立で時間がない中で受験した分、受かった後の勉学に対するモチベーションは大きいでしょう。

また、仕事の現場で培ったスケジュール調整やその他のスキルを活かし、より深く学ぶことができます。

大学以外に「専門学校」も検討している方はこちら

授業形態・学費を確認する

授業を受ける

「目的」をしっかりと考えた後は、自分に合った授業形態があるのか・学費はどれくらいになりそうかを確認しておく必要があります。

大学に受かった際に仕事を辞めるのであれば別ですが、仕事をしながら大学の授業を受ける場合には、そもそも仕事をしながら、授業・講座に通えるのかを確認しておく必要があります。

現在の大学では昼間部以外にも、仕事をしながらでも通えるように社会人向けのコースが作られているところも多いです。自分の勉強したい内容で、かつ自分が無理なく学習できるコースや講座を見つけることが大事です。

夜間学部

昼に仕事をしながら通う場合は夜間学部が良いでしょう。平日の夜と主に土曜日などに授業があり、昼間の学部に比べ費用も安い傾向があります。仕事との両立と、経済的に費用を浮かせたい方にはおすすめです。

通信講座

平日は仕事で授業に出られない・あるいは大学が遠方で通えないという方には、インターネットで授業が受けられる通信講座が良いでしょう。

メリットは夜間学部と同じく、昼間部に比べ費用が安いことが多いのと、時間の融通が利くという点です。

自分の空いた時間に学習できるので、上記の条件に当てはまり、自分で計画をたて実行することができる人にはおすすめです。

昼夜開講制

仕事がシフト制で、昼と夜の授業を行き分けたい・合格した場合は仕事を辞めるなどの場合は、昼夜開講制を検討するのも良いでしょう。

昼夜開講制の特徴は大学によって異なりますが、主に二つあります。

  1. 夜間の募集があり、夜間の在学(履修)のみでも、卒業が可能
  2. 夜間の募集がなく、昼間の学生が夜間の授業も受けられる場合がある

上記の二つに分けられ、大学ごとにどちらの特徴を持つかは異なります。①であれば、シフト制の仕事をしながらでも通えますが、②の場合だと、夜間の授業では単位がつかず、卒業できない場合も考えられます。

昼夜開講制を希望される場合は、大学のホームページを確認し、それでも不明瞭な場合は大学の窓口に問い合わせされることをおすすめします。

科目等履修制度

受験を考えたが、仕事や家族の都合で一定期間大学に通うのが難しそうな場合、科目等履修制度も選択肢の一つに入るでしょう。

どういう制度かというと「その大学の学生以外の人が、正規の授業科目のうち一部の授業だけを履修し、正規の単位を修得できる」というものです。

基本的に学位の取得はできませんが、自分の学びたい授業のみが受けられるのと、特定の資格取得のために受けたい授業がある場合などにも活用できます。

科目等履修生が履修できる授業科目の範囲や在学年限、出願資格等は大学によって異なるので、志望大学のホームページをしっかり確認してください。

国立大学・私立大学での平均学費

通えそうな授業形態を見つけたら、次は学費を工面できるかを考える必要があります。現在の貯金・今後の収入を考えながら選ばなければ、せっかく大学に入ったのに途中で通えなくなってしまう可能性もあります。

学校によって異なりますが、参考までに、平均的な国立・私立に通った際の平均的な学費を記載します。

・国立大学の場合
入学金:28万2,000円
年間授業料:53万5,800円
28万2,000円 + 53万5,800円 × 4年間 = 242万5,200円

・私立大学の場合
入学金:24万9,985円
年間授業料:90万4,146円
施設設備費:18万1,902円
24万9,985円 + 108万6,048円 × 4年間 = 534万4,132円

私立の計算の参考:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1412031_00001.htm

国立大学の学費は平成17年以降、文部科学省より標準額が定められているので、それに基づいて計算しました(今後変わる可能性はあります)。ちなみに、これはあくまで学費のみ計算したもので、通学費や教科書代金など授業を受ける際にかかる諸経費は抜いてあります。 ちなみに施設設備費は、私立に比べると国立大学ではあまりかからないところが多いようです。

学生時代は両親や奨学金で支払っていたので、ここまで費用が掛かるのかと驚いた方もいると思います(実際、私も驚きました…)。大人になってから大学に通う場合、この費用を自分で払う方が多いと思うので、上記を参考に各大学のHPを見てしっかり計算・検討しましょう。

情報収集のポイント

情報を集める

今まであげてきたことを考えたうえで、よし受験がんばるぞ!となっても、

そもそも自分の勉強したいことが学べ、かつ、通うことできるの大学の探し方や、受験までのスケジュールの立て方がわからなければ勉強に取り組めないと思います。

ここでは上記を決めていく上での情報の集め方・ポイントを紹介していきます。

行きたい大学の探し方

学びたいことがどこの大学で学べるのか、あるいはどの講座なら通えるのかなど、自分にあった大学を探す方法を記載していきます。

通いたい条件(制度・開講形態、地域、希望学部)を絞って探したい場合は、「リマナビ」をおすすめします。

このサイトでは、上記にあげたような細かい条件別に検索をかけれるのと、他にも取得したい資格があれば、検索条件に入れることで資格取得に役立つ大学も検索してくれます。

「リマナビ」:http://www.remanavi.com/

入試の特徴や奨学金などの支援制度が充実している大学を探したければ「ナレッジステーションをおすすめします。

このサイトでは、AO入試を行っているかなど入試形態ごとに検索を行えるのに加え、通常の奨学金制度や特待生制度だけではなく、大学独自の奨学金制度を整えているかなども検索することができます。

「ナレッジステーション」:https://www.gakkou.net/daigaku/search/gakumon.html

入試形態を検討する

大学には一般の入試以外にも、社会人を対象とした入試形態を整えているところがあります。

下記に代表的なものを記載していきますので、自分の条件に合い、かつ有利となるような入試形態を選びましょう。

社会人入試

その名の通り社会人を対象とした入試制度で、年齢制限や実務経験などの条件はありますが、一般入試とは別枠として用意されている制度です。入試科目は大学の場合、書類審査・小論文・面接が一般的です。大学院では研究計画書の提出が要求されるところも多いです。

AO入試

面接やプレゼンテーションなどで人物をアピールする試験で、基本的に学力試験はありません。学力以外の面で判断してもらえるので、ビジネスなどで培ったスキルでアピールできるというメリットがあります。

社会人向けの入試制度では、多くの大学で学生時代に受けることのできた「推薦入試」という制度がないので、AO入試が推薦入試の代わりとなる制度になります。

編入学試験

主に高専や短大などを卒業した人、大卒者などが大学2年次あるいは3年次に編入学するための試験です。短期間での卒業が見込めるので、短い期間で学びたい方は編入学試験を検討するのも良いでしょう。

また、学生時代に文学部で英文学を学んでいたが、日本文学を新たに学びたいなど、同じ学部で異なる分野を学びたい方にもおすすめします。

入試までのスケジュールを立てる

「合格」という目標に向けて、志望大学・どの入試形態で受験するかを決めた後は、その受験で問われる内容を、過去問を分析することで割り出し、現在の自分の学力ではどの程度の勉強量を確保すればよいかを測りましょう。

その勉強量を確保するために、逆算して仕事との調整やスケジューリングを行っていくのがポイントとなります。

例えば、過去問の傾向からこの分野の学習が必須であり、その中で自分が学習の足りていない部分がわかれば、その分野の問題集を受験までに最低3周したいので、1回の勉強時間で何ページ進めるとして、どれくらい時間を確保すればいいのかを計算する。という形です。

モチベーションの保ち方

勉強していく中で、想定より時間がなかなか取れない、体力的に辛いなど、受験をあきらめたくなる場面と遭遇することも多々あるでしょう。

そういう際にモチベーションを保つには、受験をする「目的」を、自分が勉強する際に必ず目にするところ(例えば机の上など)に紙で書いて張り付けておくことで、常に「何のために自分は大学を受けるのか」という意識を思い出すことができます。

自分の目的と合格した後に素晴らしい未来を想像することで、つらい時にもがんばるモチベーションを維持することができます。

大学以外でもある学びの場

検討した結果、大学に通うことは難しいという風になった場合も、今は大学に限らず、自分の学びたいことを学べる環境はあります。その一つに、インターネット上で様々な講座やワークショップなどが載っている「ストアカ」というサイトがあります。

「ストアカ」の特長として、開催時間帯・地域ごとに講座を検索できるので、自分の空いている時間帯に合わせやすいです。また、1講座も3,000円前後のものが多く、費用も安く抑えられるのも魅力の一つとなっております。

なので、仕事が忙しくて大学に行く時間が取りづらい・大学まで立地的に通えない、あるいは学費を捻出するのが難しい方なども、「ストアカ」を使用すれば、自分の学びたいことを学ぶことができます。

参考:趣味や習い事を始めるならストアカ

このように、自分の空いた時間で学びたいことを手軽に学べる手段も増えてきています。大学に通えないからと学ぶことをあきらめるのではなく、自分に合った学びの場はあるということを知っておいてもらいたいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事を読んで、社会人をしながらでも大学を目指すことはできるんだと一人でも多くの人に思ってもらい、大人になっても学びたいという人の背中を押すことができたら嬉しいです。

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