今自動車の運転免許を持っている方は大半が学生時代に取得された方かと思います。ではタイミングを逃してしまい、社会人になってから免許を取得する人はどのように効率化して免許を取得しているのでしょう。時間の無い社会人ですから、土日のお休みを利用して効率的に免許を取得する攻略法をご紹介します。
そもそも土日のみの通学で取れるのか?
結論から言うと可能です!
ただし、実際に取得した方のお話では土日は教習所に缶詰状態なので、やはり完全に土日のみで取得するのは他の予定を入れずに教習所優先で動いていかないとかなり大変です。教習所に通える期間は9ヶ月間と決まっているので、可能であれば平日のお仕事帰りなどを利用して、土日のみの通学にならないように調整しましょう。
また、免許を取得するには各県にある試験場(免許センター)で運転免許試験を受け、合格する必要があります。この試験だけは平日のみの受験となりますので注意が必要です。
合宿と通学の違い
合宿での免許取得は通学と比較して、費用面が安いです。卒業までの期間はおおよそ2週間程度です。通学の場合は上述の通り、教習所に通える期間が決まっているので、その期間内に卒業を目指すことになります。社会人の皆さんは2週間ほどの休暇+試験のための有給取得は中々難しいと思うので、基本的には土日の休日を利用して通学で取得することになります。
それでも合宿で取りたい人は
AT車であれば14日間の合宿で免許の取得が可能です。いかにまとまった時間を確保して合宿に充てるかが重要です。教習所にもよりますが、年末年始などの長期休暇中も入稿を受け付けているところもあります。元々の長期休暇に有給をプラスしてなんとか合宿で取得するのも手です。その際、会社には早めに休暇を取ることを伝えて、迷惑がかからないようにしましょう。
また、休暇を利用して免許を取得するのは誰もが考えることなので、予約が埋まるのも非常に早いです。3~4ヶ月前には申込みができるようにしっかりとスケジュールを組みましょう。
社会人の長期休暇についてはこちらで詳しく記載しています。
合宿免許を扱っている検索サービス
いくつかおすすめのサイトをご紹介します。
合宿免許受付センター
合宿免許受付センターでは名前の通り自動車の運転免許を合宿して格安、短期間で取得するコースを紹介しています。日本全国から申し込みができ、温泉旅行を兼ねてや、友達と一緒に旅行気分で運転免許を取得するなど、楽しく最短14日で運転免許が取得できます。
合宿免許ドリーム
合宿免許ドリームでは夏休みや冬休みを利用して合宿するプランを格安でご紹介しています。帰省を利用して合宿や、観光も兼ねて合宿できるなど様々なプランが検索できます。
どんな学校がいいか?
では、社会人の方が通学で土日を利用して免許を取得するにはどんな自動車学校が向くのでしょうか?
公安委員会指定学校、教習所を選ぼう
公安委員会指定の学校、教習所なら技能試験が免除になります。中には指定でない自動車学校もありますので、選ぶ際には注意しましょう。
通いやすい学校、教習所を選ぼう(自宅から近い、職場から近い)
土日メインで通うのであればやはり自宅から近い学校が良いです。もしお仕事帰りなどに通学する余裕があるなら職場の近くや通勤ルート上の学校を選ぶのも手です。社会人になってから運転免許の取得を希望する方も増えているようで、都会では大きな駅の徒歩圏内などに教習所が増えています。徒歩圏内でなくても無料シャトルバスが出ている学校などもあるので、よく探してみましょう。
土日検定のある学校、教習所を選ぼう
平日はお仕事があるので頻繁に通うのは難しいです。学科と技能をクリアしたら仮免の検定を受けて交付、その後路上教習を受けて卒業検定を受けることになりますが、土日に学科や技能を行っていても検定は土日に行っていない教習所もあります。社会人が通うことが増えているので土日に検定を行う教習所も増えていますが、選ぶ際には念の為確認しましょう。
試験を受けるにはどうしたらいいの?
普通免許の試験は住民票のある都道府県の運転試験場で受験します。都道府県によって、また、卒業した学校によって曜日や時間指定が存在する場合もあるので、受験する予定の都道府県系のHPで受験可能な日を予め調べておきましょう。
AT車とMT車どちらを取るか?
普通自動車の免許にはAT車、MT車の2種類があります。それぞれの違いを理解した上でどちらで取得するか決めましょう。
AT車の場合
通称オートマで「オートマチックトランスミッション」の略です。AT車の場合、右足でアクセルとブレーキを操作します。MT車と比べると片足しか使わないので、運転に慣れるのは早いです。MT車より操作が簡単な分、取得費用が安かったり、技能の受講時間が短いなどの特徴があります。
MT車の場合
MTとは「マニュアルトランスミッション」の略で、AT車と違い、走るスピードに合わせて自分でギアチェンジします。ギアをチェンジする際クラッチを左足で操作するので、AT車とくらべて操作が複雑で難しく、取得費用や技能の受講時間もMT車の方が多めです。
免許の取得費用はどのくらいかかるの?
通学で取得する場合はMT車で約30万円、AT車だと約24万円ほどが相場の平均のようです。筆者は学生時代に通いでMT車で取得しましたが、やはり30万前後かかりました。
免許取得までの期間は?
効率よく行けば土日中心でも半年くらいで取れたという方もいらっしゃいますが、9ヶ月ギリギリまでかかってしまったというお話も良く聞きます。土日のみで取得を考えると、かなり効率的に進めないと厳しいようです。
気をつけるポイント
AT免許とMT免許で受講時間や費用が異なることをご説明しましたが、具体的には仮免許交付までの第1段階でATは12時間、MTは15時間と技能講習の時間が異なります。この違いを認識した上でどちらで取得するかを考えましょう。
しっかりスケジュールを組もう
学科も技能も基本的に予約をして受講する形になります。入学の時期や土日に入る可能性のある予定を把握しておくなど、しっかりスケジュールを立てて進められるように準備しておきましょう。
社会人が免許を取得するときのコツ
社会人が土日中心で免許を取得するのはかなり精神力が必要だということを説明してきましたが、最後に取得に関するコツをいくつかご紹介します。
繁忙期は避けよう
多くの教習所で最も忙しい時期は2月~3月です。学生さんは春休みに入るのと、卒業するまでに免許を取りたい高校生などが殺到するためです。次いで忙しいのは8月~9月です。春と同様に学校が長期休暇に入るため、この時期を狙って入学する方が多いからです。
逆に閑散期になるのは上記以外の5月~7月や10月~12月になります。中々予約が取れずに講習が進まない、ということが無いように、入学する時期をしっかり考え、極力閑散期のうちに受講を進めてしまいましょう。
詰め込みすぎず、無理をしない
社会人の免許取得は時間との戦いになりますが、入学から卒業まで9ヶ月使えます。9ヶ月の間に卒業すれば良いわけですから、しっかりとスケジュールを立てる、閑散期を狙うなどして無理のないように講習を進めましょう。
免許を持っている友達にアドバイスを貰う
土日だけで講習を進めていると、特に技能がネックになってきます。実際に運転するまでに1週間空くわけですから、中々身についていかないということもあると思います。周りに既に免許を取得しているお友達や、運転歴の長い家族などがいる場合は、彼らにアドバイスを貰いましょう。
筆者は父が免許を持っていたので、クランクや縦列駐車など、つまずきやすいポイントはよく相談に乗ってもらっていました。
まとめ
社会人の方が土日のみで免許を取得しようと思うと時間との戦いになることが多く、精神力が試されることになります。しかし、実際に取得されている方もたくさんいますし、コツを押さえて進めていけば不可能ではありません。
ぜひ効率的に講習を進めて良いドライビングライフを送ってください。
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